快適なアウトドア体験に欠かせないテーブル。耐久性、携帯性、多機能性、そしてスタイルに合ったデザインとコスパの高さを兼ね備えたテーブルは、あらゆるキャンプシーンを豊かにします。この記事では、キャンプのさまざまなシーンに合わせたテーブルの選び方と、おすすめの商品15選をご紹介します。
アイキャッチ画像出典: Coleman
キャンプにおけるテーブルの重要性
キャンプというアウトドア活動では、自然との一体感を楽しむことが醍醐味の一つですが、その快適さを左右する重要な要素が「キャンプテーブル」です。テーブルは、ただ単に物を置く場所以上の役割を果たします。キャンプでのテーブルがなぜそんなにも重要なのか、その理由を掘り下げてみましょう。
食事の場として
キャンプの醍醐味の一つに、自然の中での食事があります。美しい景色を眺めながらの食事は、日常では味わえない特別な時間です。キャンプテーブルがあることで、料理を安定して置くことができ、家族や友人との会話も弾みます。不安定な地面に直接料理を置くリスクを避け、快適に食事を楽しむためにも、適切なテーブル選びが重要です。
調理の場として
キャンプでは、外で直接料理をすることが多いです。キャンプテーブルは、調理器具を置くスペースとして、また、食材を切ったり、調理するための作業台として必要不可欠です。安定した作業スペースがあることで、調理がしやすくなり、より複雑で美味しい料理にも挑戦できます。
集まりの場として
キャンプでは、テーブルを囲んでの交流が自然と生まれます。テーブルを中心に座り、食事や会話を楽しむことで、家族や友人との絆を深めることができます。また、カードゲームやボードゲームなど、テーブルを使ったアクティビティもキャンプの楽しみの一つです。
快適性の向上に
適切なキャンプテーブルを選ぶことで、キャンプ全体の快適性が向上します。地面に直接座るよりも、テーブルとチェアを使用することで、長時間の座り心地が良くなり、体への負担も軽減されます。また、テーブルがあることで、キャンプサイトが整然とし、快適な空間作りにも貢献します。
キャンプテーブルの種類
テーブル選びの際には、使用するシーンや必要とする機能に応じて、最適なタイプを選択することが重要です。キャンプテーブルには大きく分けて、以下の3つのタイプがあります。
折りたたみ式テーブル
折りたたみ式のテーブルは、その名の通り、使用しない時には折りたたむことができ、持ち運びや収納に便利です。さまざまなサイズや形状があり、選択肢が豊富にあります。移動を伴うキャンプや、車での搬入が難しい場所でのキャンプに最適。簡単に設置・撤去が可能で、使い勝手が非常に良いです。
ロールテーブル
ロールテーブルは、天板がロール状になっており、脚部分と一緒にコンパクトに収納できるテーブルです。軽量でありながら、しっかりとした使用感を提供します。
ソロキャンプや少人数でのキャンプ、ハイキングや登山など、荷物を軽くしたいアクティビティに最適です。コンパクトに収納できるため、持ち運びに便利です。
アルミニウム製テーブル
軽量で錆びにくいアルミニウム製のテーブルは、耐久性に優れ、長期間の使用に適しています。天候の変化にも強く、アウトドア使用に最適な素材です。どんな天候でも使用可能で、メンテナンスも簡単。耐荷重性に優れており、重い調理器具を置いても安心です。家族キャンプやグループキャンプにも適しています。
テーブル選びのポイント
キャンプテーブルを選ぶ際には、単にデザインや価格だけでなく、いくつかの重要な要素を考慮する必要があります。これらの要素を理解し、自分のニーズに合ったテーブルを選ぶことが、快適なキャンプ体験への鍵となります。
1.使用する人数で選ぶ
キャンプに参加する人数に応じてテーブルのサイズを選びましょう。ソロキャンプやカップルでのキャンプなら、小さめのテーブルで十分ですが、ファミリーやグループでのキャンプでは、大きめのテーブルが必要になります。
2.運びしやすさで選ぶ
ポイント: キャンプ地までの移動手段や距離によって、テーブルの携帯性が重要になります。特に公共交通機関を利用する場合や、徒歩でキャンプ地に向かう場合は、軽量でコンパクトなテーブルが理想的です。折りたたみ式やロールアップ式のテーブルは携帯性に優れており、収納バッグが付属しているモデルを選ぶと、さらに便利です。
3.設置する場所から考える
キャンプサイトの広さや地面の状態も、テーブル選びの際に考慮すべきポイントです。不安定な地面に設置する場合は、足の幅が広く安定性の高いテーブルが適しています。地面の状態に応じて、高さ調節が可能なテーブルや、安定性に優れたデザインのテーブルを選ぶと良いでしょう。
4.予算で選ぶ
ポイント: 高品質なテーブルほど価格が高くなる傾向にありますが、長期的な視点で考えると、初期投資として少し高めのテーブルを選ぶことが、結果的にコストパフォーマンスに優れる場合があります。予算内で最高の機能性と耐久性を提供するテーブルを見つけるために、複数の製品を比較検討しましょう。
5.テーブルの素材で選ぶ
テーブルの表面が滑らかで、掃除がしやすい素材であることは、キャンプ中の快適性を大きく左右します。食事後の清掃が容易なテーブルは、キャンプの準備や後片付けの手間を軽減してくれます。水拭きできる素材や、傷がつきにくい表面加工が施されたテーブルを選ぶと、日常のお手入れが楽になります。
キャンプ向けテーブルのおすすめ10選
ソロキャンプ向けテーブルのおすすめ5選
ソロキャンプ向けテーブルは、持ち運びやすさと機能性を重視したデザインが特徴です。多くは折りたたみ可能で軽量、またはロール式でコンパクトに収納できるものが多いです。高さ調節が可能なモデルもあり、使用シーンに合わせて調整できます。素材は耐久性と耐熱性を兼ね備えたものが選ばれ、天板は熱い鍋やフライパンを直接置ける仕様のものもあります。
Coleman ステンレスファイアーサイドテーブル|1707663
参考価格:11,000円(税込)
Colemanのステンレスファイアーサイドテーブルは、金属製のアウトドアテーブルです。天板にはステンレスが使用されており、耐熱性に優れているのでたき火のそばでも安心です。またダッチオーブンやスキレットの直置きもできます。錆びにくく丈夫なことが特徴で、お手入れがしやすいのはうれしいポイントです。
サイズ | 約幅60×奥行40×高さ25cm |
重さ | 約395g |
耐荷重 | 3kg |
素材 | 天板/アルミニウム、脚部/ステンレス |
SOTO ポップアップソロテーブル フィールドホッパー
参考価格:6,985円(税込)
SOTOのポップアップソロテーブル フィールドホッパーは、アルミニウム製のコンパクトなアウトドアテーブルです。独自構造を採用しており、開くだけで簡単に設置できることが特徴です。クッカーを置くのに最適なA4サイズで、ソロキャンプにぴったり。重さ約400gと軽くて携行性に優れているので、荷物を軽くしたい時やツーリングのキャンプにもおすすめです。
サイズ | 29.7×21×7.8cm |
重さ | 約395g |
耐荷重 | 3kg |
素材 | 天板/アルミニウム、脚部/ステンレス |
Moon Lence キャンプテーブル|DK-4-BS
参考価格:3,599円(税込)
Moon Lenceのキャンプテーブル(DK-4-BS)は、アルミニウム製の丈夫でロール型のアウトドアテーブルです。表面をあえてざらついた塗装を施しており、傷つきにくくなっています。三角形のフレームと滑り止めの付いた足を採用し、しっかりとした安定性を確保。コンパクトに折りたたみ可能で、持ち運びにも便利なテーブルです。
サイズ | 40 x 35 x 28.5 cm |
重さ | 900 g |
耐荷重 | 30kg |
素材 | アルミニウム |
CAPTAIN STAG アルミロールテーブルコンパクト ナノ type2|UC-570
参考価格:6,600円(税込)
CAPTAIN STAGのアルミロールテーブルコンパクトナノtype2は、ロールタイプのアウトドアテーブルです。重さわずか500gと軽量で、スリムに収納可能なコンパクトな設計となっています。本体と足が一体的な構造になっており、組み立てが簡単です。
サイズ | :(約)幅330×奥行215×高さ105mm |
重さ | 500g |
耐荷重 | 10kg( |
素材 | 天板・脚部/アルミニウム合金(表面加工=アルマイト) |
ロゴス ハードマイテーブル-N|73189002
参考価格:2,970円(税込)
ロゴスのハードマイテーブル-Nは、スチール製の丈夫なミニテーブルです。天板はトレー型のデザインとなっており、置いたものが落ちにくくなっているので、細かいのものを扱うときにも安心です。脚を起こすだけと組み立てが簡単なのにもかかわらず、たたむと4cmというコンパクトさで、持ち運びに便利です。
サイズ | 39×24×17.5cm |
重さ | 1.0kg |
耐荷重 | 10kg |
素材 | アルミ、スチール |
ファミリーキャンプ向けテーブルのおすすめ5選
ファミリーキャンプ向けテーブルは、広々とした天板で複数人が同時に使用できるのが特徴です。耐荷重が高く、大人数での食事や調理にも対応できる頑丈さを持っています。また、収納スペースやカップホルダーなど、便利な機能が付いた多機能モデルも多く、家族全員のニーズを満たす設計になっています。
コールマン ナチュラルウッドロールテーブルクラシック/110|2000026802
参考価格:21,780円(税込)
ナチュラルウッドロールテーブルクラシックは、コールマンのロングセラーモデル。天板には天然木を使用したナチュラルなデザインながら、ロール天板になっており、コンパクトな収納が可能です。脚の高さは2段階に調節でき、さまざまなシーンで活躍します。
サイズ | 約112×70×40/70cm |
重さ | 約5.3kg |
耐荷重 | 30kg |
素材 | 木製 |
CAPTAIN STAG ビストロ フォールディングテーブル|UC-571
参考価格:13,200円(税込)
CAPTAIN STAG ビストロ フォールディングテーブルは、折りたたみ式のアウトドアテーブルです。天板は木目調のデザインでヴィンテージな雰囲気が、アウトドアシーンに似合います。耐荷重が30kgでサイズも大きく、ファミリーキャンプでの使用にも安心です。高さも4段階に調節でき、さまざまなシーンで使用できます。
サイズ | 60奥行き x 120幅 x 70.5高さ cm |
重さ | 5kg |
耐荷重 | 30kg |
素材 | 甲板の表面材/合成樹脂化粧繊維板 構造部材/アルミニウム合金 |
ロゴス グランベーシック ハイ&ローテーブル|73173153
参考価格:25,300円(税込)
ロゴスのグランベーシック ハイ&ローテーブルは、アルミニウム製でロールタイプのアウトドアテーブルです。特徴は高さを80cmまでの無段階で調節できること。アジャスター機能付きで好みの高さに変えられるので、さまざまなシーンに活用できます。天板の下にはメッシュ製の網棚を装備しています。脚フレームも分割式でコンパクトに収納でき、持ち運びも便利です。
サイズ | 70奥行き x 122幅 x 80高さ cm |
重さ | 約6.5kg |
耐荷重 | 約30kg |
素材 | アルミニウム、テスリンメッシュ |
DOD テキーラテーブル|TB4-746
参考価格:17,300円(税込)
DODのテキーラテーブルは、鉄製のロックなデザインのアウトドアテーブルです。プレートには3mm厚の鉄を使用しており、たき火の上でも使用できます。またプレートはワンバイ規格の木材と同サイズで分離できるため、組み合わせて自由自在に変形可能。さまざまなシーンで活躍します。
サイズ | 約)W115×D49×H41cm |
重さ | 8.6kg |
耐荷重 | 40kg |
FIELDOOR 三つ折り収納式アルミレジャーテーブル
参考価格:7,580円(税込)
FIELDOORの三つ折り収納式アルミレジャーテーブルは、幅180cm×奥行60cmとワイドサイズなアウトドアテーブルで、大人数で使用できるアウトドアテーブルです。三つ折り構造になっており、折り畳むだけでコンパクトに収まるだけでなく、取っ手もついており持ち運びも便利です。天板は防水加工が施され、サビに強く軽量なアルミフレームを採用。高さも2段階に調節できるなど、幅広いシーンで活用できます。
サイズ | W180cm×D60cm×H70cm / 40cm |
重さ | 6.6kg |
耐荷重 | 50kg |
素材 | メラミン樹脂化粧中密度繊維板 アルミニウム合金/A6063(表面処理 : アルマイト) |
キャンプテーブルのメンテナンスとお手入れ
キャンプテーブルを長期間にわたり快適に使用するためには、適切なメンテナンスとお手入れが欠かせません。ここでは、キャンプテーブルを保護し、長持ちさせるための基本的なメンテナンス方法と、日常のお手入れ方法、そして保管時の注意点をご紹介します。
日常のお手入れ
テーブルのお手入れで大切なのは、清掃と乾燥です。
使用後は、布やスポンジに少量の中性洗剤をつけてテーブルの表面を拭きます。特に食べ物のこぼれや汚れがある場合は、すぐに拭き取ることが大切です。汚れが固まると、後で落とすのが難しくなります。水拭きした後は、テーブルをよく乾燥させます。直射日光の下での乾燥は、材質によっては避けた方が良い場合もありますので、風通しの良い陰干しを推奨します。
メンテナンス
テーブルを使う上で、定期的な点検は欠かせません。テーブルの足や折りたたみ部分の緩みがないか定期的にチェックし、必要に応じて締め直します。緩みがあるとテーブルが不安定になり、使用中に事故につながる恐れがあります。また防錆処理を施すことで長持ちするでしょう。金属製のテーブルは、錆びやすい環境で使用されることが多いため、定期的に防錆スプレーを使ったメンテナンスを行います。
保管時の注意点
保管する際は3つの点に注意しましょう。
1つ目は湿気を避けること。テーブルを保管する際は、湿気を避けるために風通しの良い場所を選びます。湿気は金属の錆や木材の腐食を引き起こす原因となります。
2つ目は直射日光を避けること。長期間直射日光にさらされると、テーブルの色あせや材質の劣化を引き起こす可能性があります。保管する際は、日光が直接当たらない場所を選びましょう。
3つ目はカバーを使用することです。埃や汚れからテーブルを守るために、保管時にはカバーをかけることをおすすめします。これにより、次回使用時にすぐに清潔な状態で使用することができます。
適切なメンテナンスとお手入れを行うことで、キャンプテーブルを長く快適に使用することができます。
まとめ
適切なキャンプテーブルの選択は、アウトドア体験を大きく向上させるキーとなります。自分のキャンプスタイルに合ったテーブルを見つけることで、快適さ、便利さ、そしてキャンプの楽しさを最大限に引き出すことができます。メンテナンスとお手入れの方法を実践することで、長期間にわたってテーブルを使用し続けることが可能です。次回のキャンプ計画を立てる際は、これらのポイントをぜひ参考にして、快適なアウトドアライフをお楽しみください。
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