tent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)からOUTING(アウティング)とのコラボ商品であるロッジテント「ミグラテール」が登場しました。発売は2021年1月中旬の予定です。珍しいロッジテントの魅力と特徴について、詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: テンマクデザイン
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先日発表されたソロ用のロッジテント「ガレージテント」に続く、テンマクデザインのロッジテントとなります。ガレージテントに関する記事はこちら。
それでは、ミグラテールの特徴を見ていきます。
まるで家みたい?ロッジ型で3面に格子窓搭載、入口は前後に
ロッジテントはフレームポールを格子状に組み立てる構造となるため、家のような形状に組み上がります。ミグラテールは「テント内から外の景色が見える」ことにこだわっており、全面と側面の合計3面に大きな格子窓を搭載しています。
これにより、テント内にいながらも一定の開放感を味わえるようになっているのが大きな特徴です。
テントの出入口は前面だけでなく、後面にもあり、どちらからでも出入りできるようになっています。メッシュにすることもできるため、夏場の通気性も問題ありません。
出入口、窓は全てフルクローズすることもできるため、就寝時のプライバシーも保たれています。
サイドフラップ付で前室部分の雨対策もばっちり
サイドウォールを跳ね上げるためのキャノピーポールが標準搭載されています。キャノピーポール別売りというテントが多い中、これは嬉しいですね。サイドウォールにはフラップがついており、横からの雨風をある程度防いでくれます。フラップは天気のいい日はしまうこともできます。
素材はTC(ポリコットン)、結露防止のライナー付き
テントの素材はTC(ポリコットン)素材です。マッドスカートは乾きやすさを重視し、ポリエステルリップストップ生地となっています。また、結露防止、日陰をさらに濃くするためのライナーも付属します。
発売開始予定日: 2021年1月中旬
販売価格: 79,800円(税別)
製品仕様詳細
■素材
屋根部:ポリエステル/コットン混紡生地(TC)(表面撥水加工・PUコーティング済み)
ウォール部:ポリエステル/コットン混紡生地(TC)(表面撥水加工)
マッドスカート部:ポリエステルリップストップ生地
メッシュ部:ポリエステル強化メッシュ
テープ類:ナイロン、ポリプロピレン
窓部:ポリウレタン
■サイズ
【収納サイズ】
本体:(約)680×360×200(高)mm
ポールユニット:(約)680×200×200(高)mm
【組み立てサイズ】
(約)3,530×2,320×2,100/1,780(コーナー部高)mm
■重量
総重量:(約)26kg(ポール/ペグ/張り綱/収納ケース含む)、(約)21.6kg(幕体10.3kg、ポール11.3kg)
収納ケース:(約)700g
付属品:本体ポールセット(樹脂製連結パーツ含む)、キャノピーポール×2、張り綱、スタンディングテープ、スチール製ペグ×25、収納ケース×3
■原産国
ベトナム
Ogawa オーナーロッジ タイプ52Rとの比較
今回もサイズ感の近いOgawaのオーナーロッジ タイプ52Rとミグラテールを比較します。
スペック比較
メーカー | tent-Mark DESIGNS (テンマクデザイン) | Ogawa (オガワ) |
商品名 | ミグラテール | オーナーロッジ タイプ52R |
価格 (税別) | 79,800円 | 85,000円 |
素材 | 屋根部:ポリエステル/コットン混紡生地(TC)(表面撥水加工・PUコーティング済み) ウォール部:ポリエステル/コットン混紡生地(TC)(表面撥水加工) マッドスカート部:ポリエステルリップストップ生地 メッシュ部:ポリエステル強化メッシュ テープ類:ナイロン、ポリプロピレン 窓部:ポリウレタン | 【フライシート】 ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) 【インナーテント】 ポリエステル68d、T/C 【グランドシート】 ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) |
組立サイズ | (約)3,530×2,320×2,100/1,780(コーナー部高)mm | W260×D310×H210cm |
収納サイズ | 本体:(約)680×360×200(高)mm ポールユニット:(約)680×200×200(高)mm | 82×24×36cm |
総重量 | (約)26kg(ポール/ペグ/張り綱/収納ケース含む) (約)21.6kg(幕体10.3kg、ポール11.3kg) | (約)19.4kg |
付属品 | 本体ポールセット(樹脂製連結パーツ含む) キャノピーポール×2 張り綱 スタンディングテープ スチール製ペグ×25 収納ケース×3 | 張り綱 アイアンハンマー スチールピン 収納袋 |
比較した上でのミグラテールの良い点、イマイチな点
ミグラテールの良い点
・価格を抑えながらポリコットンのおしゃれなロッジテント
・OUTINGとのコラボでおしゃれさアップ
・室内空間も広め、前室も使えて快適性は高い
ミグラテールのイマイチな点
・ポリコットンなので重量は重く収納もかさばるため覚悟が必要
ミグラテールのここが気になる
収納サイズ
ガレージテントでもそうでしたが、やはり収納ケースが2つに別れてしまうほどの収納サイズと、その重量は気になります。とはいえ、車でのファミリーキャンプであれば車載の問題はそれほど気にしなくてよいかもしれませんが…。
テンマクデザイン内での商品ラインナップの位置づけ
ガレージテントはソロキャンプをする男性向け、ミグラテールはおしゃれさにこだわる女性キャンパー、ファミリーキャンパー向けというようにターゲットが完全に分かれているということなのかもしれませんが、短期間でロッジ型テントが同社から発表され、価格が1万円しか差がないとなると、消費者はどちらを買うべきか少し混乱してしまう気がします。(スペック的にはガレージテントが少し霞んで見えてしまうのでミグラテールはもう1万円高くても良かったように思います。)
まとめ
ロッジテントは通常のドーム型テントと比べ形状が特徴的なので、キャンプ場でもひときわ目立ちます。キャンプ人口の増加に伴い今までニッチだったロッジテントも2021年は各社からラインナップが増えてくるかもしれません。今後に期待です。
その他テントに関する記事はこちら。