ZANE ARTS(ゼインアーツ)の2026年新商品「ヨマ」の出荷済全製品において、ベンチレーションの取り付け不備が発覚し、ゼインアーツが当該商品の自主回収を行い、交換もしくは返品対応を行うことが2026年9月29日に発表されました。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: ZANE ARTS
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リコール対象製品
2026年9月29日にリコールが発表された製品は以下の製品です。
ヨマ
ヨマはゼインアーツの2026年の新商品として、2026年9月18日から販売されていました。

不具合の内容
テント上部のベンチレーションが欠損しています。ベンチレーションは仕様上取り付けるはずのものであったにも関わらず、記事執筆時時点で出荷済の全製品においてベンチレーションが欠損しているとのことです。

対象製品
ヨマの一部ロットではなく、出荷済製品の全てが対象となります。
製品回収の手続き
1. 交換・返品のお申し込み
ゼインアーツのオンラインサイトでリコール対象となったヨマを購入した方は、以下のフォームから申請を行います。
直営店や販売店で購入した方は以下のメールアドレス宛に連絡する必要があります。
2. 対応方法を選択する
リコール対応として、交換か返品を選ぶことができます。

方法1: 交換対応
不具合品をゼインアーツに送付後、交換品(正常品)が用意できしだい、お詫びの品と共に製品を受け取ることができます。交換品の用意には2ヶ月ほどの時間を要します。
お詫びの品は以下の製品のいずれかを選ぶことができます。
- ノクポット20×1
- ワズケトル×1
- ジグ×2
方法2: 返品対応
不具合品をゼインアーツに送付後、ゼインアーツオンラインサイトで購入した場合はご注文時のクレジットカードへの返金、直営店や販売店で購入した場合は指定の口座に製品代金が振り込まれます。
高品質を謳うゼインアーツに何が起きているのか?
製造過程での問題ではなく製品設計上の問題
今回の不具合である「本来当たり前に付いているはずのベンチレーションがない」問題ですが、そもそもヨマの製品ページの製品画像には、ベンチレーションが取り付けられている写真が一枚もありませんでした。

製品の機能を説明する「FUNCTION」の欄にも、煙突ポートや全周スカートについての記載がある一方、ベンチレーションについての記載は一切ありません。

上記のような状況から察するに、ヨマは元々ベンチレーションのある仕様であったにも関わらず、製造時に取り付けられていなかった訳ではなく、元々の仕様でベンチレーションを搭載することが漏れていたと考えるのが自然でしょう。
ゼインアーツの本件に対する見解
今回のリコールについて、ゼインアーツの公式Webページには以下のような見解が記載されています。
開発や製造は慎重に行なっておりますが、細部に目が行き過ぎてしまい、本来当たり前に付いているべき「ベンチレーション」の取り付け不備、という不具合を見逃してしまいました。
ゼインアーツ公式Webページ
高品質をうたっている弊社にとっては恥ずべきミスであり、深く反省しております。
先ずは、本件の対応を迅速に行った上、今後この様な事が起こらないよう対策してまいります。
ご不便とご迷惑をお掛けし、大変申し訳ございません。
今後も皆様からの信頼にお応えできるよう、尽力してまいります。
株式会社ゼインアーツ

ゼインアーツにとっては、細部にこだわることと、当たり前についているものを当たり前に実装することはまるでトレードオフであることのように印象付けてしまう見解となっており、今後も細部にこだわった製品が出る際には当たり前のものが正しく実装されているのか消費者側が不安になってしまうような説明となってしまっています。
小杉氏はヨマの開発にどれくらい携わっているのか
ゼインアーツ代表の小杉氏は以前ドキュメンタリー番組にて、新製品を開発する際は自ら開発中のテントに試泊すると発言しており、実際にその様子も放映されていました。
今回のヨマに関しても、数泊していればベンチレーションがないことに気づけたかもしれませんが、現実にはそうなっていません。小杉氏だけでなく、ゼインアーツの中の方が誰一人として発売前にベンチレーションの件に気づけなかったということは、フィールドテスト自体行われていない可能性すら疑われてしまいます。
フィールドテストを行なっていても、気候や天候によって十分な換気ができていればベンチレーションがないことに気付けないことはあるでしょうから、問題が起こった原因や再発防止策についてより詳細な説明をした方が消費者は今後も安心してゼインアーツ製品を購入できるでしょう。
まとめ
ヨマの発売後、ユーザーのベンチレーションがないというSNSの投稿からリコールにまで発展した本事象ですが、製造過程での問題ではなく、設計時点でそもそもベンチレーションの搭載が漏れていたというのはキャンプ用品市場全体を見ても極めて珍しい事象です。ヨマを購入された方は必要な手続きについて詳細をご確認ください。
その他リコールに関する記事はこちら。



