先日から登場が予告されていたハイランダーのソロ用パップテントの全容が公開されました。商品名は「ハンガーフレームシェルター クロシェト」で、シェルター単体、インナー単体、シェルター+インナーセットの3パターンで2021年3月1日から販売開始されます。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: Hilandar
Twitterでも情報発信しております。よろしければフォローお願いします。
Follow @Camp__Reviewティザー公開時の予測
2021年2月14日頃からハイランダーのページ上で本製品の登場に関してティザーページが公開されていました。
ティザーページの写真を元に以下3つの予測を立てていましたが、概ね外していなくてよかったです。
- 予想1: A型フレームにより自立式、立てやすさを実現?→◯見た目そのままなので、これは合っていました。
- 予想2: 素材はポリエステルで軽量性を重視か?→◯生地はポリエステルを採用。総重量で3.53kgとやはり軽量性重視でした。
- 予想3: 価格は1万円台前半の最安値レンジを狙ってくるか?→△ポール付き、インナー無しのモデルで13,980円(税込)でした。
それにしてもティザー公開から1週間で詳細公開、さらにその1週間後に販売開始というのはスパンが短すぎて、あまり焦らし効果がないのではないかと心配になります…。
ハンガーフレームシェルター クロシェトの特徴
ハンガーフレームシェルター クロシェトの主な特徴を見ていきます。
ハンガーにもなる独自のA型フレーム
ハンガーフレームシェルター クロシェトの最大の特徴はこの他社にはないフレーム構造でしょう。A型フレーム(この商品においてはハンガーフレームと呼称していますが)二股に分かれたフレームによってテント内の幅広い居住空間の確保と、自立させられることによる設営の簡便化が強みと言えます。
ハンガーフレームというだけあって、フライシートを外せば通常のハンガーのように使えます。撤収を早く済ませて寝袋を干すというような使い方もできるでしょう。
フレームが自立するため、1人でも設営が簡単にできます。動画でも紹介されていました。
キャノピーポール付属、スカート付き
安価な商品だと大概別売りになるキャノピーポールに関しても、ハンガーフレームシェルター クロシェトではしっかり付属してきます。価格を抑えながら必須アイテムを標準同梱するというのは嬉しいですね。
同じく安価な製品だと省略されがちなスカートもきちんとついています。隙間風などに悩まされるリスクが軽減されています。
専用インナーは別売り
ハンガーフレームシェルター クロシェト単体での販売価格は13,980円(税込)、別売りのインナーは4,980円(税込)。これらをセットにしたスタートパッケージは少しお安くなって16,980円(税込)となっています。購入後に少しでもインナーを使う予定があるのであればスタートパッケージを選んでおいた方が無難でしょう。
インナーの入口はメッシュにすることもでき、夏場でも風通しを維持できます。取り付けはとても簡単で、ハンガーフレームに吊り下げ、底部をフックで固定する仕組みになっています。
販売価格(スタートパッケージ): 16,980円(税込)
製品仕様詳細
■素材
190T/68Dポリエステル/耐水圧:PU2000mm(本体、収納袋)、アルミ(フレーム)、スチール(キャノピーポール)
■サイズ
約W280×H110×D160cm、約130cm(キャノピーポール)
■収納サイズ
約W50×H16×D16cm
■重量
約3.53kg
■耐荷重
約20kg
■付属品
メインフレーム、ガイロープ(4本)、ペグ(14本)、キャノピーポール(2本)、メインフレーム用収納袋、ペグ用収納袋、キャノピー用収納袋、本体収納袋
【専用インナーテント】
■素材
190Tポリエステル(本体生地、収納袋)、150Dオックスフォード/耐水圧:PU2000mm(床面生地)
■サイズ
約W200×H105×D85cm
■収納サイズ
約W38×H8×D8cm
■重量
約680g
■付属品
収納袋
まとめ
ハンガーフレームで設営のしやすさは魅力ですし、価格も十分低価格に抑えられていると思います。必要最低限のコンパクトなソロ用パップテントをお探しの方にはぴったりな商品でしょう。TC素材でゆったりサイズのパップテントが主流である中であえて逆張りしている点もユニークだと思いました。
その他パップテントに関する記事はこちら。