水をかけても壊れない!? アウトドア利用最強ポータブル電源「BLUETTI AC60 & B80」徹底レビュー

BLUETTI AC60 B80キャンプグッズ
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ポータブル電源市場のリーディングブランドBLUETTIから、IP65規格に対応した防水防塵仕様のポータブル電源「AC60」と、拡張バッテリー「B80」が2023年5月に登場します。両製品のアウトドアでの利用に関して、詳細をレビューします。

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BLUETTIとは?

まずはBLUETTIブランドについてご紹介します。

蓄電池関連技術世界トップレベルのパワーオークグループが母体

BLUETTIは、2009年創業、2013年に設立されたパワーオークグループのグループブランドです。パワーオークグループは、エネルギー貯蔵関連機器の世界的主要メーカーの1つで、自社所有の研究開発チームは350人以上、工場の人員体制は2,000人以上と大規模リソースを有しており、世界70カ国・地域で事業展開を行っているグローバルカンパニーです。

BLUETTI
出典: BLUETTI

日本ではブルーティパワーが運営

日本では2021年に設立された株式会社ブルーティパワーが現地法人として日本で事業展開を行っています。東京都神田に直営店を構えている他、相模原にサポート拠点を有しており、日本国内でカスタマーサポートサービスを受けることができます。

BLUETTI AC60 B80

市場の拡大と共に日本でも存在感向上

ポータブル電源自体のスペックが年々向上し、防災観点やキャンプでの需要増も相まって近年ポータブル電源の市場は拡大しています。BLUETTIも市場拡大と共に日本で製品展開を積極的に行っており、未だ量販店などで見かけることは少ないですが、特にオンラインではプロモーションを積極的に行っていることもあり、実際に使っている方やブランドを認知されている方も多いのではないでしょうか。

BLUETTI AC60 B80
出典: BLUETTI

ポータブル電源AC60 & 拡張バッテリーB80の基本スペック

販売価格(AC60): 99,880(税込)
販売価格(B80): 99,880円(税込)
販売価格(AC60+B80): 199,760円(税込)

限定キャンペーン開催中!(2023年5月15〜31日)

AC60、B80の発売を記念して両製品がお得に購入できる限定キャンペーンが開催されています。
限定価格(AC60): 69,800円(税込)
限定価格(B80): 69,800円(税込)
限定価格(AC60+B80): 139,600円(税込)

AC60の基本スペックを見てみましょう。

容量は403Whで、B80を2台使って拡張すると最大2015Whまで拡張することができます。電気毛布の消費電力は50〜100Wなので、2枚の電気毛布を約8時間程度使うことができる容量です。

ワイヤレス充電にも対応しており、出力ポートはUSB Type-Aが2つ、Type-Cが1つ、シガーソケットが1つ、AC出力が2つと豊富に設けられています。

製品名AC60
容量403Wh
→B80で拡張可能
バッテリー種類リン酸鉄リチウムイオン電池
→高い安全性
充電サイクル回数3,000回+
→長く使える
定格出力2 x100V/6A、合計600W
(瞬間最大1200W)
出力USB-C × 1: 5/9/12/15/20V, 3A; 20V, 5A
USB-A × 2: 合計 5V/3A
DC出力: 12V/10A
ワイヤレス充電 × 1: 5W/7.5W/10W/15W
→対応スマートフォンが充電しやすい
入力AC 入力: 最大600W
ソーラーパネル充電: 12~28V、最大200W
シガーソケット充電: 12/24V
定格出力: 600W
充電時間ACアタブター (ターボモード 600W): 約1.2~1.7時間
ソーラー(200W): 約2.5~3.0時間*
(※日照時間、角度、気温の影響あり)
重量8.6kg
外形寸法290mm × 205mm × 234mm
パススルー充電対応

AC60とB80がキャンプで活躍する3つの理由

ここからは、AC60とB80を実際にキャンプで利用するシーンで便利な活用方法について紹介します。

防水防塵仕様で雨風に強い

AC60、B80の最大の特徴とも言える防水防塵仕様がキャンプでも大活躍します。AC60、B80はIP65という仕様になっていますが、これは「防塵性能: 粉塵が内部に入らない保護仕様」、「防水性能: あらゆる方向からの噴流水による有害な影響がない保護仕様」ということを意味しています。

防塵に関しては、6等級であれば砂漠で使っても内部に砂が入らないということになるので、キャンプ場で砂埃にまみれても問題ないということになります。

保護等級IPコード保護の内容
0IP0X保護されていない
1IP1X直径50mm以上の大きさの
固形物が内部に入らない
2IP2X直径12.5mm以上の大きさの
固形物が内部に入らない
3IP3X直径2.5mm以上の大きさの
固形物が内部に入らない
4IP4X直径1.0mm以上の大きさの
固形物が内部に入らない
5IP5X有害な影響が発生するほどの
粉塵が内部に入らない
6IP6X粉塵が内部に入らない

防水の5等級に関しては、キャンプで雨にあたっても大嵐でもない限りは本体内部に水が入ってしまうということはないでしょう。

保護等級IPコード保護の内容
0IPX0保護されていない
1IPX1垂直に落ちてくる水滴による
有害な影響がない
2IPX2垂直から15度の範囲で落ちてくる水滴による
有害な影響がない
3IPX3垂直から60度の範囲で落ちてくる水滴による
有害な影響がない
4IPX4あらゆる方向からの飛沫による
有害な影響がない
5IPX5あらゆる方向からの噴流水による
有害な影響がない
6IPX6あらゆる方向からの強い噴流水による
有害な影響がない
7IPX7一時的に一定の水圧(水深)で水没しても
内部に浸水しない
8IPX8継続的に水没しても
内部に浸水しない

実際にペットボトルの水を上からかけてみましたが、何ら問題なくAC60は起動し充電することが可能でした。

BLUETTI AC60 B80

外でポータブル電源を使う場合、突然の雨に遭遇すると気を使いますが、AC60、B80に関しては通常の雨に対して気を使う必要はなく、慌てずにすみます。

BLUETTI AC60 B80

電気毛布を使う冬だけ拡張するという使い方も

B80はAC60に接続してバッテリー容量を増やすという拡張バッテリーの位置付けです。この2台構成が便利なのはそれほど容量を必要としない場合は1台のみで使い、拡張が必要な時のみ2台で使うということができる点です。

BLUETTI AC60 B80

具体的には、2泊以上する時や、電気毛布を多用する冬のみ2台持っていき、通常時は1台のみで使うということができます。大容量のポータブル電源はサイズも大きく、重量も重くなってしまいますが、拡張バッテリーとの2台構成であれば必要な分だけ最小限に使えるという点がメリットです。

BLUETTI AC60 B80

ドライヤーも使える高出力

AC60の定格出力は600W、最大瞬間出力は1200Wなので、様々な家電製品を使うことができます。

BLUETTI AC60 B80
出典: BLUETTI

実際に使えたのは、ノートPC、LEDランタン、電気毛布、小型のドライヤーですが、お手持ちの家電が使えるかどうかは出力がどれくらいあるか確認してください。

BLUETTI AC60 B80

なお、電気ケトル、大型のドライヤーなど出力が高いものを使おうとすると、このようにエラーが出て使うことはできませんでした。

BLUETTI AC60 B80

BLUETTIは大丈夫?ポータブル電源のここが心配

ここまでBLUETTI AC60とB80を実際にキャンプで使ってみて良かった点をご紹介しましたが、ポータブル電源はたくさんのメーカーが販売しており、中には発火事故が起きたり、リコール(製品不具合による回収)など、不安になる事象も起こっています。

BLUETTIのポータブル電源の安全性は万全なのか、株式会社ブルーティパワー 営業マネージャーの長澤 文明さまにインタビュー形式で伺いました。

BLUETTI AC60 B80

安全性の高いリン酸鉄リチウムイオンバッテリー

ーーポータブル電源で発火事故なども発生していますが、BLUETTI製のポータブル電源において安全への取り組みなどはされていますか。

長澤さま: BLUETTIのポータブル電源では、リン酸鉄リチウムイオンバッテリーを採用しています。一般的なポータブル電源では、三元系のバッテリーを使っているものが多いですが、三元系バッテリーの熱分解温度は220℃です。それに対しリン酸鉄リチウムイオンバッテリーは約600℃なので、高温下の利用でバッテリーが膨張してしまったり、発火事故などが起こりににくく、安心・安全にお使いいただけます。

BLUETTI AC60 B80
出典: BLUETTI

 また、放充電サイクルもリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの場合は2,000回、AC60、B80に関しては3,000回以上となっているため、三元系バッテリーよりも圧倒的に長くお使いいただけます。購入価格だけ見るとリン酸鉄リチウムイオンバッテリー製のものの方が高いかもしれませんが、使う期間で見ると逆にお得にお使いいただけます。

 電車の中でモバイルバッテリーが発火した事故が発生したこともあり、お客さまから「ポータブル電源は大丈夫なのか?」とお問い合わせいただくこともありますが、このバッテリーの仕様をご説明することで、安心・安全にご利用いただける点をご納得いただいています。

種別BLUETTIの
ポータブル電源
一般的な
ポータブル電源
バッテリー種別全ラインナップ
リン酸鉄系
三元系が
多い
正極の素材リン酸鉄NMC
(ニッケル、マンガン、コバルトの化合物)
エネルギー密度
安全性
爆発・発火が起きにくい

放充電サイクル数3,000回以上
(※一般的には2,500回以上)
500〜800回

ーー製造の観点から見ると、三元系バッテリーよりもリン酸鉄リチウムイオンバッテリーの方がコストも高いのではないかと思われます。BLUETTIのポータブル電源はコストの高いバッテリーを採用しながら、どうして競争力のある価格で販売ができるのですか。

長澤さま: BLUETTIでは自社工場を保有し、製造、開発、デザイン、販売、サポート等サプライチェーンのすべて自社で行っています。商品を作ってユーザーに届ける工程の一部を外部に委託している会社と比べ、コストを抑えることができ、製造のスピードも圧倒的に早くできます。

 蓄電池業界において10年以上の経験があり、十分な開発能力を有しているので、最新鋭の機能などをいち早く市場展開することができております。

BLUETTI AC60 B80
出典: BLUETTI

品質に自身があるからできる6年保証

ーーAC60、B80の充電サイクルは3,000回以上ということですが、耐用年数で見ると何年くらい使えますか。

長澤さま: 放充電する回数にもよりますが、大体10年間は使っていただけます。三元系のバテリーを使ったポータブル電源はもっと充電サイクルが少ないので、2年くらいでバッテリーがヘタってしまったり、残量が100%になっていてもすぐに減ってしまったりということが起きます。

BLUETTI AC60 B80
出典: BLUETTI

ーー製品保証は何年くらい付帯するのでしょうか。

長澤さま: BLUETTIでは製品により保証年数が異なります。これまで販売してきた製品は2〜4年というものが多かったですが、AC60、B80に関しては防水防塵仕様なので、製品保証期間を6年間にしています。安心して製品をお使いいただきたいので、今後登場する製品に関しても、なるべく保証期間を長くしていく予定です。

神奈川県の相模原でサポート対応

ーーカスタマーサポートや製品故障時の対応はどのような体制で行っていますか。

長澤さま: 当社では相模原にサポート拠点を設けています。これまで日本で販売してきたポータブル電源の問い合わせ対応を行っているため、ノウハウも蓄積されています。購入前、購入後にお客さまがどんなことでお困りになるのか、どう回答すればご安心いただけるかという工夫を凝らしています。

 また、技術スタッフもこの相模原の拠点に在中しているため、万が一製品で故障が発生しても、国内で修理や交換対応が可能です。国内競合他社と遜色ない製品サポートを実現できるようにしています。

BLUETTI AC60 B80
出典: BLUETTI

まとめ

1台持っておくとキャンプでの過ごし方が大きく変わるポータブル電源ですが、簡単に購入できる価格帯の製品ではなく、興味はあっても選び方に悩まれていた方もいらっしゃるのではないでしょうか。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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