次世代型焚き火台「TAKI BE TREE(タキビツリー)」の二次燃焼パワーを検証

THE IRON FIELD GEAR TAKI BE TREE キャンプグッズ
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THE IRON FIELD GEAR(ジ アイアン フィールドギア)から登場したオープン形状ながらも二次燃焼効果が得られる次世代型焚き火台「TAKI BE TREE(タキビツリー)」の二次燃焼パワーはいかほどのものなのか、実機で検証を行いました。詳細をレビューします。

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※今回THE IRON FIELD GEAR様より「TAKI BE TREE(タキビツリー)」の商品提供をいただきレビュー記事を執筆しています。

TAKI BE TREE(タキビツリー)とは?

THE IRON FIELD GEARが提供する次世代型焚き火台「TAKI BE TREE(タキビツリー)」の主な特徴を見ていきます。

二次燃焼も楽しめるオープン形状の次世代型焚き火台

TAKI BE TREEはこれまでの従来型のオープン形状の焚き火台と、二次燃焼焚き火台の両方の特徴を併せ持つ次世代型焚き火台です。

ピラミッドを反転させたような四角錐形状となっており、二次燃焼を促す気孔が正方形状に内側と外側に配置されています。

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焚き火台本体はステンレス製で、中に空気が通るよう中空構造になっています。裏面のこの気孔部分から酸素を取り入れる構造になっています。

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裏側の気孔から空気が取り込まれ、高温状態で表側の気孔から排出され、二次燃焼を促す構造となっています。

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シンプルな形状で組み立ても簡単

構造はとてもシンプルで、焚き火台本体、脚パーツ2本、収納ケースのみの構成です。

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脚パーツ2本をクロスさせ、その上に火床となる本体を載せるだけで完成します。

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収納ケース付きで持ち運びやすい

付属する収納ケースはトートバッグ型で、本体と脚パーツをすっぽり収納できます。間口が広いのでひっかかったりせず、さっと収納できます。

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重量は3.7kgとそれなりに重さがあります。コンパクト系の焚き火台と比べると重いものの、本格的な二次燃焼型焚き火台と比べると薄く軽量です。

販売価格: 16,500(税込)

製品仕様詳細
材質:本体/ステンレス、脚/スチール(塗装)
重量:3.7kg
組立時サイズ:約W408 × D408 × H320(mm)

TAKI BE TREEを3つの観点で検証

ここからは実際にTAKI BE TREEで焚き火をして、その実力を検証します。

1: 二次燃焼パワーはどれくらい?

検証結果

筒型や箱型の二次燃焼焚き火台のように肉眼で二次燃焼の炎は確認できず。ただしオープン型焚き火台より炎は強く、煙の発生も少ない。薪をつぎたしても立ち消えしにくいのが便利。

一番気になる二次燃焼具合ですが、筒型や箱型の二次燃焼焚き火台のように、肉眼ではっきり二次燃焼を観察できるかというと、そこまでの炎は確認できませんでした。

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ただし、通常のオープン型焚き火台よりは間違いなく燃焼効率は高く、煙の発生も少ないです。新しい薪をつぎ足しても立ち消えしにくく、こまめに炎の管理が必要ない点が大きなメリットです。

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2: たくさん薪を使っても燃焼パワーは落ちない?

検証結果

薪を2束使い切った後でも燃焼パワーはほとんど低下しない。薪を完全燃焼させるため、灰の量も少ない。

焚き火を開始した序盤の燃焼効率が高いのは想定できますが、終盤の灰がたまった状態での燃焼効率はどうでしょう。今回は針葉樹と広葉樹の薪を2束灰を捨てずに燃焼し続けました。

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火床下部に相当量の灰がたまった状態でも大きく燃焼効率が低下することはなく、しっかりと強い炎で薪は燃え続けました。その理由については本記事後半で後述します。

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3: 扱いやすさは?

検証結果

コンパクト系の焚き火台と比べると重くサイズがあるが、筒型、箱型の二次燃焼焚き火台と比べると遥かに扱いやすい。オープン形状なので灰捨てや洗浄も簡単。

最後の数本が燃え尽きる直前の状態がこちらです。燃焼効率が高く灰が真っ白になるまで燃え尽きていることがわかります。灰の量も少なく、火床をそのまま持って灰捨場に捨てるだけなので、手入れも非常に簡単です。

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TAKI BE TREEは買いか?こんな人におすすめ

ここまでの3つの検証結果を踏まえ、もう一度従来型の焚き火台とTAKI BE TREEの違いを見ていきます。これにより、TAKI BE TREEがどんな方におすすめなのかがはっきり見えてきます。

従来型の焚き火台との違い

従来型のオープン形状の焚き火台、筒型・箱型の二次燃焼焚き火台と、TAKI BE TREEの機能的な特徴を以下で比較します。

種別【従来型】
オープン形状
焚き火台
【従来型】
筒型・箱型
二次燃焼焚き火台
【次世代型】
TAKI BE TREE
 タキビツリー
二次燃焼×
(一次燃焼のみ)

(二次燃焼効果大)

(←には及ばず)
炎の視認性
(しっかり見える)

(上部しか見えない)

(しっかり見える)
薪の長さ
(長いものにも対応)

(カットの必要も)

(長いものにも対応)
薪の立ち消え
にくさ

(立ち消えやすい)

(立ち消えにくい)

(立ち消えにくい)
燃焼性
(燃えきらないことも)

(灰になるまで燃える)

(灰になるまで燃える)
携行性
(軽量コンパクト)
×
(重く大きい)

(比較的軽量コンパクト)

冒頭でご説明した通り、基本的にはオープン形状の焚き火台と二次燃焼焚き火台の良いとこ取りを目指した製品ですが、二次燃焼効果では筒型や箱型にはかなわず、携行性では一部のオープン形状焚き火台ほど軽量コンパクトにはなりません。

TAKI BE TREEはこんな人におすすめ

TAKI BE TREEの相対的なメリット、デメリットを踏まえた上で、こんな方にはおすすめできる製品です。

  • 豪華な焚き火の炎を眺めるのが好き
  • 焚き火をカットしたり火吹棒でいちいち管理したりするのが面倒
  • 焚き火台に軽量さやコンパクトさをそれほど求めない

開発経緯をインタビュー

このようにTAKI BE TREEは従来型の焚き火台とは一線を画する新しい発想の焚き火台です。どのようにしてこの画期的な製品が生まれたのか、THE IRON FIELD GEARを展開する株式会社興栄企画 取締役 福井明さまにそのストーリーについてインタビューさせていただきました。

THE IRON FIELD GEAR
株式会社興栄企画 取締役 福井明さま

ーーTHE IRON FIELD GEARではTAKI BE TREE以外にも高品質で斬新なアイディアのアウトドア用品を多数提供されていますね。元々興栄企画さまではどんな事業を生業にされているのですか。

福井さま: 元々は大型タンカーなどの船舶製造修理業を生業としており、 その後金属加工業、プラント工事、建設業などのビジネスを徐々に拡大してきました。アウトドア事業は社長の森山がキャンプが大好きで始めた事業なのです。

 最初のヒット商品であるTAKI BE CAN(タキビーキャン)は、最初の試作品から何度も改良を重ね製品化に漕ぎ着けました。元々やっていたビジネスはBtoBの法人相手の取引ですが、THE IRON FIELD GEARで展開するアウトドア事業はBtoCの対消費者向けビジネスなので、勝手がわからない部分もたくさんありました。徐々に製品がメディアに取り上げられて認知が上がり、手応えを感じました。

 当社のポリシーとしては、「他社が作れるものは作らない」というものがあります。TAKI BE CANが支持されたのも、「こんな製品は今まで見たことがない」という点が評価されたのだろうなと思っています。

ーーTAKI BE TREEに関してですが、二次燃焼を促すタイプの焚き火台は、その特性上どうしても筒状や箱状の形状にならざるを得なえないのだと思います。オープン形状で二次燃焼を楽しめる焚き火台を開発しようと思い立ったきっかけは何だったのですか。

福井さま: 社長の森山自身がキャンプをするので、THE IRON FIELD GEARの製品はすべて「自分が欲しい物を妥協なく作る」 というスタンスで開発しています。生産は委託ではなく、自社工場で試作品を開発するので、スピード感を持って試作品の開発ができます。

 TAKI BE TREEに関しても、森山の「オープン型の焚き火台は世の中にあるが、これを二次燃焼構造にしたらどうなるか?」というアイディアから試作品の開発が始まりました。構造に関しては折りたたみ式なども検討しましたが、安定性や組み立ての簡便さなどのバランスを総合的に判断し、試作品をいくつも作って最終的に製品仕様が決まりました。

ーーTAKI BE TREEを使う前は、「灰がたまってくると二次燃焼しなくなるのだろうな」と思っていたのですが、実際に使ってみると燃焼効果は持続しました。これには何か仕掛けがあるのですか。

福井さま: 灰がたまると燃焼効率は下がるので、基本的には灰がたまってきたら一度捨てていただくことをおすすめしています。使っていただいて灰がたまっても燃焼していたのは、オープン型の形状によりあらゆる方向から酸素を取り入れられているからだと思われます。

ーー開発開始から製品化に至るまでに、難しかった部分、苦労された部分はどのあたりですか。

福井さま: 二次燃焼を促すための気孔の大きさ、その数、位置を決めるのが難しかったです。試作品を5〜6台作りながら気孔の大きさや数、位置を変更してテストしました。 実際の燃え方や燃焼効率はやはり物を作って試さないとわからないことが多いので、自社開発ですぐに試作品を作ってテストできるというのは開発に大きく寄与しましたね。

ーー昨年秋の発売以降のユーザーのみなさんの反応はいかがですか。

福井さま: 昨年の発売後直後から大反響をいただき、供給が追いつかず品切れ状態が長く続きました。現在は供給状況も落ち着いてきたこともあり、すぐにご購入いただけるようになっています。

まとめ

キャンプ用品の中でも奥の深い焚き火台ですが、用途や嗜好に合わせた様々な特徴のある焚き火台が販売されています。それゆえに複数台焚き火台を使い分けている方もいらっしゃるかと思いますが、TAKI BE TREEは初めて焚き火台を購入される方にも、2台目、3台目の焚き火台としても活躍する製品です。気になる方はぜひチェックしてみてください。

その他THE IRON FIELD GEARに関する記事はこちら。

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