ワークマンの空調服で30℃超えのキャンプは乗り越えられるか?

ワークマン空調服 アパレル
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梅雨が明けると真夏のキャンプシーズンの到来です。標高の高いキャンプ場に行けば気温は下がりますが、そうでない場合30℃を超える猛暑の中でキャンプをするシチュエーションもありえるでしょう。ワークマンの空調服を着てこのような猛暑でもキャンプができるのか検証しました。

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空調服とは?

夏キャンプの暑さ対策といえば、もっとも一般的なのは扇風機の導入かと思います。バッテリーの性能も上がりより長時間使えるようになってきているのと、キャンプに合うようなデザイン性の高い商品も増えてきており、購入されている方も多いでしょう。

一方で昨今注目度が高まっているのが「空調服」と呼ばれる商品ジャンルです。扇風機は回転する羽によって空間を冷やす製品ですが、「空調服」はウエア内部にファンを装着することにより、ウエア内部のみを重点的に冷やす商品となります。

ワークマンの空調服を購入

私は毎夏マキタの扇風機を愛用しつつも標高の高いところにあるキャンプ場に行くようにしていますが、今年は思いの外早く梅雨明けしてしまい30℃超えのキャンプをすることになりそうだったため、空調服を購入することにしました。

ワークマンの空調服を購入した理由

各社から空調服は販売されているため、じっくりとスペックを比較しながら吟味したかったところですが、今回は時間もなく、たまたま前日にワークマンに寄れたので衝動買いしました。

ワークマンの空調服は昨今のキャンプブームに合わせて開発されたものではなく、以前から高温下、炎天下で作業する必要のある方に支持されてきた経緯があるため、実績面でも安心感があります。

ワークマン空調服

ウエア、ファン、バッテリーの3点購入が必要

空調服といっても売り場ではすべてがセットされた状態で売られている訳ではなありません。ファンの取り付けが可能なウエア、ファンそのもの、ファンにつなぐバッテリーの3点を購入する必要があります。バッテリーはUSBで汎用的なモバイルバッテリーを使えると期待していましたが、専用のバッテリーが必要です。

ウエアはカラフルなものもありましたが、原色強めで虫が寄ってきそうだったので無難に白基調のものにしました。店員さんが教えてくれた購入時のポイントは、空気が流れやすいように少し大きめのサイズを購入することだそうです。

ワークマン空調服

ウエアは3,000円前後ですが、ファンとバッテリーは合計で12,000円ほどしました。何種類か店頭には置いてあり、連続稼働時間などが異なります。

ワークマン空調服

ファンをウエア背面の専用スペースに取り付ければ完成です。バッテリーを収納できる内ポケットもウエア前面についています。

ワークマン空調服

30℃超えのキャンプ場で涼しく過ごせる?

結論から言うと、そこそこ涼しくなりますが、空調服があれば30℃超えでも快適!とはならないです。

上半身全体に風が流れる

ファンのスイッチをOFFにしている状態だとこのようになります。左前部分が膨らんでいるのはここにバッテリーが入っているからです。今回バッテリー容量がそこそこ大きいものを購入したため、重いですし調理中など結構邪魔です。

ワークマン空調服

ファンのスイッチをONにするとこうなります。ウエア内部に空気が流れるので見た目的にも膨張します。ファンの風力は強力なので、ファンがある背面だけでなく、前面にもくまなく空気が流れ、首やワキ部分から風が吹き出して爽快感があります。

ワークマン空調服

タープの下で数時間ファンを回したまま使ってみましたが、やはり30℃を超えている環境下では暑いものは暑いです…。

課題は椅子に座っている時

購入前に気づかなかった盲点がこの課題です。例えば13時チェックイン、翌日11時チェックアウトの1泊2日のキャンプをされる場合、

  • 寝ている時間: 8時間
  • 立っている時間: 4時間
  • 座っている時間: 10時間

個人差はあると思いますが、このように座っている時間がキャンプ中のほとんどを占めている方が多いのではないでしょうか。

ワークマンに限らずですが、背面にファンがある空調服の課題は、座っている時に涼しくない点です。キャンプチェアのほとんどは背もたれのある構造をしているため、椅子によりかかるとファンが背もたれにあたって痛くて座れない、もしくは無理やり座っても背中に空気が流れず涼しくないということが置きます。

逆に言うと、テントやタープの設営時は夏でなくても汗をかくので、立ち作業をしている時にはその恩恵を受けられます。

工夫を凝らした商品もある

ファンを背面にも前面にも4つ設置している商品もありました。これなら座っているときでも幾分涼しいかもしれません。

ロゴスのボディエアコンはウエストポーチ型なので座っている時はファンを前に持ってくれば背もたれにあたる問題は解消できるでしょう。

まとめ

猛暑の中でのキャンプは熱中症のリスクもあり危険です。そもそも標高が高く気温が低いキャンプ場を選んだり、林間サイトを選んだり、事前に対策できることはしておきましょう。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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