充電のグローバル・リーディングブランド「Anker」からポータブル電源の新商品「Anker PowerHouse II 400」が登場しました。発売は2020年10月29日です。他社のポータブル電源や、Ankerの旧モデルとの違いなどを中心にレビューします。
アイキャッチ画像出典: Anker
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Anker PowerHouse II 400の特徴
旧モデルAnker PowerHouseよりも1万円安く、容量は少し減
旧Anker PowerHouseは定価49,800円(税込)だったのに対し、Anker PowerHouse II 400は39,800円(税込)と1万円割安になっています。他社製品は6万円前後の価格帯の商品が多いので、5万円弱で購入できるというのは魅力的な値付けと言えます。
安くなっただけで容量も大幅ダウンしてしまっては意味がないですが、旧Anker PowerHouseが120,600mAhだったのに対し、Anker PowerHouse II 400は108,000mAhとなっており、そこまで大幅ダウンはしていません。
MacBook Pro 13インチを約5回、iPad Pro (第4世代)を約8回、スマートフォンなら20回以上の充電が可能とのことです。
出力だけでなく入力にもType-Cポート追加
対応機器が増えてきているUSB Type-Cポートの出力口が1つ追加されました。Anker PowerHouse II 400は出力だけでなく、入力にもType-Cポートがあり、最短4時間で満充電できるようになっています。
PowerIQ 3.0 (Gen2)によるフルスピード充電
Ankerの独自技術PowerIQ 3.0 (Gen2)を搭載しています。USB Power Deliveryとの互換性をさらに高めながら、Qualcomm Quick Chargeなどの充電規格にも対応し、より幅広い機器への急速充電に対応しました。
製品仕様詳細
サイズ | 約255×148×139mm |
重さ | 約4.6kg |
容量 | 108,000mAh / 388.8Wh |
入力 | DC:11 – 28V = 5.5A(最大65W) USB-C:5V = 3A / 9V = 3A / 15V = 3A / 20V = 3A(最大60W) 合計最大入力:125W(※USB-C充電器は別売りです。) |
出力 | AC:110V ~ 2.72A 50 – 60Hz, 300W(瞬間最大600W) USB-A:5V = 7.2A(各ポート最大 12W / 3ポート合計最大 36W) USB-C:5V=3A / 9V=3A / 15V = 3A / 20V = 3A(最大60W) シガーソケット + 5.5mm DC:12V = 10A(合計最大120W) 8ポート合計最大出力:516W |
パッケージ内容 | Anker PowerHouse II 400、ACアダプタ(65W出力)、 USB-C&USB-Aケーブル、USB-C&USB-Cケーブル、取扱説明書 |
注意事項 | – 本製品は過放電を防ぐため、初回ご利用時は充電できない状態(ロック状態)になっています。付属のACアダプタで製品本体を充電いただくことでロックが解除されます。 – ACポートの最大出力は300Wです。常時300W以上の出力が必要な機器が接続された場合、本製品は安全のため、自動的に電源がオフになります。- ソーラーチャージャーによるDCポートからの充電は12V-28Vでの出力に対応しております。USB-Cポートでの充電にも対応しておりますが、充電環境や出力により満充電まで長時間必要になる場合があります。 |
競合商品、Anker旧モデルとの比較
商品名 | Anker PowerHouse II 400 | Anker PowerHouse | PowerArQ2 | Jackery ポータブル電源 700 | LACITA ENERBOX01 |
メーカー | Anker Japan | Anker Japan | 加島商事 | Jackery Japan | ポスタリテイト |
価格 (税込) | 39,800円 | 49,800円 | 59,800円 | 79,800円 | 50,830円 |
本体容量 | 108,000mAh 388.8Wh | 120,600mAh 434Wh | 45,000mAh 500Wh | 192,000mAh 700Wh | 120,000mAh 444Wh |
AC出力 | 1口 | 1口 | 2口 | 2口 | 3口 |
AC出力電力 | 300W (最大600W) | ? | 通常300W (最大450W) | 通常500W (最大1,000W) | 通常400W |
USB出力 | Type-A: 3口 Type-C: 1口 | Type-A: 4口 Type-C: 無し | Type-A: 4口 Type-C: 1口 | Type-A: 3口 Type-C: 無し | Type-A: 3口 Type-C: 無し |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 対応 | 非対応 | 非対応 |
サイズ | 約255×148×139mm | 20 x 16.5 x 14.5 cm | 29.5 x 19.5 x 19.1 cm | 38.79 x 34.19 x 28.79 cm | 41 x 22.2 x 18.6 cm |
重量 | 約4.6kg | 4.2kg | 6.2kg | 8.48kg | 5kg |
メーカー保証 | 18ヶ月 (Anker会員: 2年) | 18ヶ月 (Anker会員: 2年) | 2年 | 2年 | 1年 |
カラー | ブラック | ブラック | レッド オリーブ ジェットブラック タン チャコール スノーホワイト | ブラック | ブラック ホワイト |
比較した上でのAnker PowerHouse II 400の良い点、イマイチな点
Anker PowerHouse II 400の良い点
・価格絶対額は抑えられており、容量もそこそこ
・最大8台同時充電可能
・急速充電にも対応
Anker PowerHouse II 400のイマイチな点
・2泊以上のキャンプ、電力商品の多い冬キャンプだと容量が不足するケースも
・カラーバリエーションはブラック1色
金額的には手頃な価格に収まっているものの、容量もダウンしたことにより、冬キャンプ等での利用では足りなくなってしまうリスクもあります。そこまでたくさん容量は必要としない、デジタルガジェットの充電が多いという方にはおすすめの製品です。
まとめ
2020年はクラウドファンディング含め、様々なメーカーからポータブル電源が発売されています。防災意識の高まりからも市場が拡大しているのでしょう。充電のリーディングカンパニーであるAnkerは、製品の品質については安心できますので、気になる方は購入を検討してみてはいかがでしょうか。
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