DODから新たにソロキャンプ、デュオキャンプ用のシェルター「ヨンヨンベース」が2021年5月12日から販売されました。既に販売されているロクロクベースと比べ一回り小さく、区画サイトでの張りやすさが重視された製品となっています。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: DOD
Twitterでも情報発信しております。よろしければフォローお願いします。
ヨンヨンベースの特徴
ヨンヨンベースの主な特徴を見ていきます。
4本のポールで作る広い空間、キャノピーポールで拡張も可能
一般的な2ポールシェルターとは違い、ヨンヨンベースは4本のポールを使った構造となっています。設営の手間は増えるものの、4本で空間を作るのでシェルター内部は圧迫感が少なくなります。
別売りではあるものの、キャノピーポールを使ってウォール部分を跳ね上げると、リビングスペースをさらに広く取ることができます。
ヨンヨンベースの内部は4.2×3.7mとなっており、床面積は約10畳相当となります。カンガルーテントSを2つ入れても圧迫感がありません。
一方でガイロープを含めた外寸が気になるところですが、区画サイトでも収まるよう、設営範囲は6×6m四方以内となっています。
前後ドアはフルメッシュにもできる
シェルターとして通気性が気になるところですが、ヨンヨンベースは前後のウォールをフルメッシュにすることができます。夏場は虫の侵入を抑えながら風通しをよくすることができます。
前後のウォールはフルオープンにすることができるため、タープのように使うことも可能です。
少しだけ風を入れたい!という時に便利なのがハーフオープンの形状です。雨天時や日差しだけを遮りたいというようなシーンで役立ちます。
重量は7kgと軽量で簡単設営
ヨンヨンベースはポリエステル素材ということもあり、大きさの割に重量は軽量で、7kgとなっています。収納サイズも(約)W50×D24×H27cmと比較的コンパクトです。
設営も簡単で、ヨンヨンベースの4隅にペグを打ち、ポールを4本立て、後は補強のペグを打つだけで設営が完了する設計になっています。
設営の様子を紹介した動画あるので、こちらを観ていただくとよりイメージが湧きやすいかと思います。
販売価格: 55,000円(税込)
2021年5月12日販売開始
製品仕様詳細
カラー | ブラウン、ライトグレー |
---|---|
希望小売価格 | オープンプライス DOD STORでは55,000円(税込) |
組立サイズ(外寸) | (約)W420×D370×H210cm |
インナーサイズ | インナーテント無し |
収納サイズ | (約)W50×D24×H27cm |
重量(付属品含む) | (約)7.0kg |
材質 | 生地:30Dナイロン(シリコンコーティング・PUコーティング) ポール:アルミ合金 ペグ:アルミ合金 |
最低耐水圧 | 3000mm |
セット内容 | テント生地、サブポール×2本、メインポール×2本、ペグ×15本、ロープ(3m)×3本(※)、ロープ(4m)×2本(※)、キャリーバッグ、コンプレッションベルト×2本、ポール用収納袋、ペグ用収納袋 ※テント生地に取り付け済み |
ロクロクベースとの違いは?
既に販売されている一回り大きいロクロクベースと比べるとスペックはどれくらい違うのでしょうか。比較してみます。
商品名 | ヨンヨンベース | ロクロクベース2 |
---|---|---|
価格 (税込) | 55,000円 | 88,000円 |
組立サイズ | W420×D370×H210cm | W600×D600×H250cm |
収納サイズ | W50×D24×H27cm | W73×D35×H35cm |
重量 | 7.0kg | 19.5kg |
材質 | 生地:30Dナイロン (シリコンコーティング・PUコーティング) ポール:アルミ合金 ペグ:アルミ合金 | テント本体:150D ポリエステル (PUコーティング,UVカット加工) ポール:アルミ合金 |
耐水圧 | 3000mm | 2000mm |
UVカット | – | UPF50+ |
付属品 | テント生地 サブポール×2本 メインポール×2本 ペグ×15本 ロープ(3m)×3本(テント本体に取り付け済) ロープ(4m)×2本(テント本体に取り付け済) キャリーバッグ コンプレッションベルト×2本 ポール用収納袋 ペグ用収納袋 | 鍛造ペグ8本 スチールペグ16本 ロープ5m×4本(テント本体に取り付け済) ロープ4m×4本(テント本体に取り付け済) ロープ3m×10本(テント本体に取り付け済) キャリーバッグ |
カラー | ブラウン、ライトグレー | ブラウン、ライトグレー |
スペックだけ比較すると以下のようなことが言えそうです。
- ヨンヨンベース、ロクロクベースの価格差は3,300円
- ロクロクベースの床面積は幅、奥行きともにヨンヨンベースの約1.5倍あり、高さも40cm高い
- ロクロクベースの重要はヨンヨンベースの約3倍
- ヨンヨンベースの生地はロクロクベースより薄く、UVカット加工がないが、耐水圧は高い
- ロクロクベースはポール非付属だが、ヨンヨンベースは4本付属
大きさがだいぶ違うので、4人以上で使うか1〜2人で使うかによってターゲットが明確に分かれそうです。
ソロソウルウォウウォウとの違いは?
しばらく入荷しないので久しぶりにご紹介しますが、ソロソウルウォウウォウともスペックを比較してみましょう。
商品名 | ヨンヨンベース | ソロソウルウォウウォウ |
---|---|---|
価格 (税込) | 55,000円 | 38,500円 |
組立サイズ | W420×D370×H210cm | W340×D300×H170cm |
収納サイズ | W50×D24×H27cm | W57×D24×H24cm |
重量 | 7.0kg | 9.1kg |
材質 | 生地:30Dナイロン (シリコンコーティング・PUコーティング) ポール:アルミ合金 ペグ:アルミ合金 | ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) アルミ合金 |
耐水圧 | 3000mm | 350mm |
UVカット | – | – |
付属品 | テント生地 サブポール×2本 メインポール×2本 ペグ×15本 ロープ(3m)×3本(テント本体に取り付け済) ロープ(4m)×2本(テント本体に取り付け済) キャリーバッグ コンプレッションベルト×2本 ポール用収納袋 ペグ用収納袋 | ポール×4本 キャリーバッグ ロープ×5本 ペグ×15本 |
カラー | ブラウン、ライトグレー | タン、カーキ |
同じく、スペックだけ比較すると以下のようなことが言えそうです。
- 価格はヨンヨンベースがソロソウルウォウウォウの約1.4倍
- 4本のポールで立ち上げる形状は同じだが、広さ、高さはヨンヨンベースの方がある
- ソロソウルウォウウォウはTC素材で焚き火等の利用にはより適切
ユーザーから見るとソロソウルウォウウォウとヨンヨンベースの方が購入時に迷うかと思いましたが、こちらも使い方が異なりそうなので食い合い影響は少なそうです。より空間への快適性を求める方、2人で使うことを想定されている方はヨンヨンベースの方がいいでしょう。焚き火を気にせずやりたい!入荷するまでソロソウルウォウウォウを待てる!という方は根気強く再入荷を待ちましょう。
まとめ
DODのシェルター製品は今回のヨンヨンベースだけでなく、ツクツクベース、スパイダーベース、ソロソウルウォウウォウ、ロクロクベース2、ファイヤーベースと数多くラインナップされており、どれを選んだらよいか迷いますが、よく見てみると利用人数や使い方によって細かくターゲットがセグメント化されているようです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
その他DOD製品に関する記事はこちら。