DODの人気商品タケノコテントがリニューアルし、タケノコテント2となりました。ベル型テントのようでありながら、サイドポールで巨大な居住空間を作ることができ、なんと8.6畳のスペースを誇ります。旧モデルとの違いを中心に詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: DOD
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Follow @Camp__Review価格が発表されたため、価格情報を追記しました。
タケノコテント2特徴
まずは基本特徴からです。(2でリニューアルされた点ではなく、旧モデルと重複する特徴です。)
8.6畳の巨大スペース+サイドポールによる快適空間
タケノコテントシリーズの一番の特徴はその形状です。ワンポールのベル型テントのような形状をベースとしながら、サイドポールを建てることによって、巨大な空間を作り出しています。ベル型テントのデメリットとして、サイドウォール付近の天井高が低くなってしまい、デッドスペースが生まれてしまうとい点があげられますが、タケノコテントシリーズはこのデメリットをサイドポールで解消しています。
一般的なベル型テントの比較記事はこちら。
屋根と壁で異なる素材
タケノコテントシリーズの屋根部はポリコットン素材が使われており、濃い日陰を作る、結露を防止するというメリットを生かしています。一方で壁部分にはポリエステルを用い、雨にぬれても乾きやすい、軽量というメリットを生かしています。
開け閉めしやすい特殊ドア構造
これは地味に便利な特徴なのですが、ベル型テントの「靴どこに置くんだ問題」を解消してくれるかゆい所に手が届くドア構造です。ドア部を斜めに張り出せるので、雨が降っても靴を濡らさないようにできます。
旧モデルからのリニューアルポイント
旧モデルの初代タケノコテントをよくご存知の方はここからが要チェックポイントです。
2面のドアに加え、残り6面の窓も開閉可能に
旧タケノコテントでは、2面のドアは開閉可能であるものの、6面の窓はメッシュにできても開閉することはできませんでした。
↓旧タケノコテント
タケノコテント2では6面の窓も開閉可能になりました。どこからでも出入りできる、全開放すれば夏場はタープのように使える、というメリットがある一方、ファスナー量も多くなるというデメリットがあります。
↓タケノコテント2
頂点、サイドのベンチレーターが進化
旧タケノコテントでは屋根頂点部にベンチレーターはあるものの、開閉はできませんでした。
↓旧タケノコテント
タケノコテント2では、頂点部が室内から開閉できるようになりました。
↓タケノコテント2
さらに、サイドのベンチレーターも開閉できるようになりました。
このようにベンチレーターまわりは相当改良してきているので、旧モデルでは結露問題が結構やっかいだったのだと思われます。
盛りだくさんなオプション品
カマボコテント2同様、タケノコテント2も様々なオプション品が同時発売されます。おそらく単価の高いファミリー向けテントでは同様にオプションでアップセル展開をしていく方針なのでしょう。
オプション品に関してはこちらの別記事でご紹介します。
販売価格: 77,000円(税込)
製品仕様詳細
カラー | タン、カーキ |
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希望小売価格 | オープンプライス(DOD公式ストアでは税込77,000円) |
組立サイズ(外寸) | (約)W450×D450×H280cm ※スカート部分は含みません |
インナーサイズ | 別売り |
収納サイズ | (約)W36×D36×H79cm |
重量(付属品含む) | (約)23.5kg |
収容可能人数 | 大人8名 |
材質 | テント屋根部分:ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) テント壁部分:150Dポリエステル(PUコーティング) フロア:300Dポリエステル(PUコーティング) ポール:スチール |
最低耐水圧 | テント屋根部分:350mm テント壁部分:3000mm フロア:5000mm |
付属品 | ペグ×22本、ロープ×8本(テントに取り付け済)、キャリーバッグ、テントリペアシート |
販売時期、方法の詳細
今回も抽選販売となります。以下詳細です。
応募期間:2020年10月13日(火) ~ 10月20日(火)AM10:00まで
抽選結果連絡日:2020年10月23日(金)
納期予定:2020年10月下旬から11月上旬頃(スケジュールは予告なく変更になる可能性がございます)
応募可能数:お一人様1個まで
※複数回や複数型番へのご応募は抽選から外れますのでご注意ください。
※ご応募NG例:両カラーへのご応募など。
次回販売予定:2020年11月中の抽選販売を予定
ニュートラルアウトドア TCテントとの比較
同じくらいの価格感のベル型テントであるニュートラルアウトドアのTCテントと比較します。
スペック比較
メーカー | DOD (ディーオーディー) | Neutral Outdoor (ニュートラルアウトドア) |
商品名 | タケノコテント2 | TCテント 4.0 |
価格 (税込) | 77,000円 (旧タケノコテントは69,050円) | 85,800円 |
素材 (本体) | テント屋根部分:ポリコットン(ポリエステル65%、綿35%) テント壁部分:150Dポリエステル(PUコーティング) | ポリエステルコットン185T (ポリエステル65%/コットン35%) |
組立サイズ | (約)W450×D450×H280cm | 直径400x250cm |
収納サイズ | (約)W36×D36×H79cm | 30x40x105cm |
総重量 | (約)23.5kg | 16kg |
付属品 | ペグ×22本 ロープ×8本(テントに取り付け済) キャリーバッグ テントリペアシート | 収納袋 ポール各種 ペグ 止水キャップ グランドシート |
カラー | タン カーキ | ダークブラウン |
比較した上でのタケノコテント2の良い点、イマイチな点
タケノコテント2の良い点
・サイドポール立ち上げ構造は独自で快適性抜群
・屋根と壁で素材が違うのは扱いやすさの面でメリット
タケノコテント2のイマイチな点
・サイドポールがある分設営作業は煩雑に
・(価格は未発表だが)旧作より結構な値上げになってしまいそう?
タケノコテント2のここが気になる
価格
旧タケノコテントは7万円弱で買えたのでコスパ最強でした。タケノコテント2は記事執筆日2020年10月9日時点で発表されていません。約20%アップの8.5万円くらいがユーザーが躊躇せずに買える許容範囲ラインだと思いますが、詳細は発表を待ちましょう…。
→税込77,000円と発表されました。
結露問題
タケノコテントシリーズは屋根部分がポリコットン、壁部分がポリエステルで素材を使い分けていると前述しましたが、この素材の使い分けがベストなのであれば、他社も追随してくるはずで、裏返すと、他メーカーが全素材ポリコットン(もしくはポリエステル)にしているのはそれなりの理由があるはずです。
おそらく他メーカーが追随してこない理由が、この構造だと結露が問題なのだと予想します。今回のベンチレーター構造の大幅改良と、オプション品として屋根内部に張るドレープまで用意しているのはその対策の一環なのでしょう。
まとめ
ソロ用テントに限らずですが、市場全体でポリコットン素材のテントやシェルターが増えてきています。その中でも特にソロキャンプにおいて焚き火をしない方というのは少ないと思われ、DODのラインナップの中でもポリコットン素材の商品が増えているのでしょう。
その他DODに関する記事はこちら。