DODからコットの新商品が登場しました。タキビコットという名称の通り、焚き火の前で使っても燃えにくいコットン素材を使ったコットです。秋冬の焚き火シーズンにピッタリの新商品ですね。同様に燃えにくい素材を使った他社製コットと比較しながら製品の特徴をレビューします。
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名称の通り、焚き火の前で使うことを想定したコットとなっております。通常のコットとの最大の違いは素材ですが、その他にも焚き火の前で使うにあたって便利な機能が備わっています。
火の粉で穴があきにくいコットン100%素材
ポリエステル等の化学繊維は火に弱く、焚き火の火の粉が飛んで穴があいてしまうということがよく起こります。(私も以前テントに穴をあけたことがあります…。)一方でコットン素材は火の粉に強く、穴があきにくいです。タキビコットでは、コット素材は100%コットンとなっています。
ロー/ハイどちらにも対応
これは焚き火用に特化した機能ではなく、最近のコットはどれも具備している機能ですが、コットレッグを立てたりしまったりすることにより、ロースタイル、ハイスタイルどちらにも対応できるようになっています。ロースタイルで寝そべってベッドのようにも使えますし、ハイスタイルで腰掛けてベンチのように使うこともできます。
簡易フォーム内蔵、別売りマットも挿入可
最初から6mmのポリエチレンフォームが内蔵されています。別売りのインフレーターマット(ソトネノサソイ)をコット内に挿入することもできます。地面からの底冷えを防ぐための設計です。
購入はDOD公式ストアから: https://ec.dod.camp/products/list?category_id=23
製品仕様詳細
カラー: カーキ、ブラック
サイズ: (約)W188×D68×H21/38cm
収納サイズ: (約)W50×D25×H25cm
重量(付属品含む): (約)5.3kg
材質 フレーム:アルミ合金
生地:帆布(コットン)、900Dポリエステル
フォーム:ポリエチレン
キャリーバッグ:900Dポリエステル
静止耐荷重 (約)180kg
付属品 キャリーバッグ
その他特徴 収容可能マットサイズ:(約)W180×D60cm
FIELDOOR(フィールドア)アルミコンパクトコットT/Cとの比較
「焚き火の前でも使えるコット」というのは市場では商品カテゴリとしてたくさんの競合商品があるわけではなく、先行している他社製品として、FIELDOOR(フィールドア)のアルミコンパクトコットT/Cが存在します。タキビコットと比べてどのような特徴があるか比較します。
スペック比較
メーカー | DOD (ディーオーディー) | FIELDOOR (フィールドア) | FIELDOOR (フィールドア) |
商品名 | TAKIBI COT (タキビコット) | アルミコンパクトコットT/C | アルミコンパクトコットT/C ワイドタイプ |
価格 (税込) | 18,700円 | 8,250円 | 9,900円 |
素材 (生地) | コットン100% | ポリコットン (ポリエステル65%、コットン35%) | ポリコットン (ポリエステル65%、コットン35%) |
素材 (フレーム) | アルミニウム | 超々ジュラルミン (A7075系) | 超々ジュラルミン (A7075系) |
サイズ | (約)W188×D68×H21/38cm | (約)190cm×60cm×17cm | (約)190cm×78cm×17cm |
収納サイズ | (約)W50×D25×H25cm | (約)Φ20cm×50cm | (約)Φ20cm×65cm |
重量 | (約)5.3kg | (約)2.8kg | (約)3.3kg |
耐荷重 | (約)180kg | 150kg | 150kg |
コットレッグ取り付け | 可 | 不可 | 不可 |
カラー | カーキ ブラック | カーキ コヨーテ オリーブ | カーキ コヨーテ オリーブ |
比較した上でのタキビコットの良い点、イマイチな点
タキビコットの良い点
・コットン100%で火への強さは他社製品よりも安心
・横幅も68cmありある程度余裕あり
・ハイ、ロースタイルどちらにも対応で便利
タキビコットのイマイチな点
・価格が他社製品のほぼ倍(ただしそれだけの価値はあり)
タキビコットのここが気になる
収納バッグの形状
これは人によると思いますが、私個人としてはコットは円柱状にしまえた方が収納しやすいので、長方形の収納バッグは収納性しにくい、もしくは収納スペースをとってかさばるのではないかという懸念があります。(ハンペンインザスカイもこの収納形状です)
ロースタイル時のレッグの収納
ロースタイルで使用する時、取り扱い説明書の記載を見ると、コットレッグはレッグホルダーにしまうようです。ホルダーの作りがどうなっているのかよくわからず、地面に接地してしまい汚れたりしないか、レッグ穴に砂や土が入ってレッグが挿しにくくならないかが気になります。いっそのことレッグは外せるようにしてしまった方がよいのでは?と思いました。
まとめ
焚き火の前で使うことを前提にしたコットというのは独自性があり、ハイでもローでも使える難燃素材のコットはメジャーメーカーからは製品化されていたいので、ユーザーニーズを的確に捉えたDODらしい新商品と言えると思います。焚き火の前でコットなんか使うか?と最初は思いましたが、火の粉を気にせず焚き火の前でゆったり横になるスタイルというのは確かに快適そうですね。
新しい焚き火スタイルの実践のために、タキビコットの購入をぜひご検討ください。
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