【特別連載17】キャンプ場ができるまで〜巨大ウッドデッキ(後編)〜

グランレガロあさぎり キャンプ場
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2022年初頭に、静岡県富士宮市に星空が見える富士山の麓のキャンプ場「GRAN REGALO ASAGIRI(グランレガロあさぎり)」が新たにオープンします。キャンプレビューでは、オープンまでの様子を特別連載という形で密着取材させていただくことになりました。連載第17弾は、ウッドデッキサイトに設置するドームテントについてご紹介します。

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特別連載シリーズ

キャンプ場ができるまで
株式会社NO・A・SO・BIが2021年秋に富士宮市にプレオープンしたキャンプ場「GRAN REGALO ASAGIRI(グランレガロあさぎり)」の施設正式オープンまでの様子を密着取材する特別連載シリーズです。

「GRAN REGALO ASAGIRI(グランレガロあさぎり)」のTwitter公式アカウントでもオープンまでの様子を定期的に情報発信しています。ぜひフォローしてください。

非日常体験ができるグランレガロあさぎりのドームテント

グランレガロあさぎりは、車を乗り入れて区画にテントを張って過ごせるオートサイトがありますが、さらに奥には森林に囲まれたゆったりと過ごせるウッドデッキサイトを整備中です。

ドローンで撮影した画像で説明すると、管理棟近くのこちら側がオートサイトとなっており、本記事公開時時点ではプレオープン中となっています。

グランレガロあさぎり

オートサイトの奥には、森林で囲われたウッドデッキサイトがあり、こちらはアウトドア慣れしていない初心者の方や、自然の中でもラグジュアリーに過ごしたい方向けのエリアにしていく予定です。

グランレガロあさぎり

撮影時はまだウッドデッキしか敷かれていませんが、ウッドデッキの上にレンタルのドームテントを設置し、手ぶらでもご宿泊いただけるエリアにしていく予定です。

グランレガロあさぎり

ドームテントの組み立ても自分たちで

ドームテントの製造元はポーランドの会社ですが、今回はフランスから輸入をしています。船便から陸送でグランレガロあさぎりまで運んでいるため、当然ながら部品が分解された状態で届きます。ご宿泊いただくには現地で組み立てる必要があるのです。

草刈りから自分たちで行っているNO・A・SO・BIのみなさんは当然ドームテントの組み立ても自分たちで行うそうです(驚)。ドームテントを置いているグランピング施設はたくさんありますし、出来上がったドームテントを見たことがある方も多いとは思いますが、本記事ではどうやってドームテントができていくのか、その様子をご紹介します。

組み立て準備

この大きな木箱の中にドームテントを組み立てる部品一式が格納されています。

グランレガロあさぎり

奥に鉄の棒がたくさんあるのが見えるかと思いますが、こちらがドームテントの骨組みとなるフレームです。全部でなんと165本あります…。

グランレガロあさぎり

こちらが組み立て説明書です。165本のフレームは長さが異なり3種類あります。この長さの異なるフレームを図のように幾何学的に組み上げるとドーム型の骨組みができるのです。非常に空間認識力の高い方でないとこの図だけで組み立てるのは無理そうです(汗)。

グランレガロあさぎり

フレームの組み立て

フレームの組み立ては土台部分から始まります。これだけ多角形だとほぼ円状になることがわかるかと思います。

グランレガロあさぎり

土台のフレームが出来上がったら、その上に一段目のフレームを三角形状に組み上げます。まだこの頃はみなさん笑顔で楽しそうに組み立てていました。

グランレガロあさぎり

2段目も同様に組み上げていきます。フレームの長さや組み立てる順番を間違えてしまうと、分解したり組み直したりすることになってしまうため、慎重に組み立てます。

グランレガロあさぎり

3段目になってくると結構な高さになり、脚立がないと設営できなくなってきました。

グランレガロあさぎり

最終的にはこのように天井部分までフレームが三角形でつながります。

グランレガロあさぎり

最終的にフレームが完成するとこのように完全にドーム構造になります。天井が高く、端から端まで圧迫感なく過ごせる構造なのは、このフレームのおかげです。

グランレガロあさぎり

完璧に組み上げたフレームの一部を分解し、ドアを設置します。ドアの立て付けが悪いと閉まらなかったり開かなくなってしまうので、水平を取りながらこちらも慎重に設置します。

グランレガロあさぎり

外面カバー取り付け

続いて外面カバーの取り付けです。太いロープで綱引きをしているのではなく、カバーが分厚く重量も重いため、このように均等にロープで引っ張ってカバーをかけないとカバーが自重で破れてしまうのです。このあたりは通常のテントのフライシートとはまるで勝手が異なります。

グランレガロあさぎり

だんだんとフレームがカバーに覆われてきました。

グランレガロあさぎり

上下左右の歪みを調整してたるみをなくします。

グランレガロあさぎり

出入口とは反対側に大きな窓を設置します。

グランレガロあさぎり

窓は超強力なマジックテープで貼り付ける構造になっており、少しでも設置面がずれると窓が歪んでしまいます。外側と内側からミリ単位の調節をしてきれいに貼り付けます。

グランレガロあさぎり

最終的にはこのようにパリっとたるみのないきれいなドームテントになります。

グランレガロあさぎり

内壁取り付け

一見完成したかのように見えますが、まだ終わりではありません。ドームテントの中でも暖かく過ごしていただけるよう、断熱材入りの内壁を取り付けていきます。フレームを組み立てた時と同様、脚立を使って天井部分までくまなく内壁を貼り付けます。

グランレガロあさぎり

最終的にはこのように内面全面に内壁が張られている状態になるため、室内の温度や湿度は快適に保たれます。

グランレガロあさぎり

最終的に8機ドームテントをお貸し出しできる状態になっており、全て設置した場合の上空からの様子はこのようになっています。

グランレガロあさぎり

アウトドア初心者の方でも安心して過ごせる空間に

「アウトドアは興味あるけど、いきなりテントを買い揃えるのはちょっと…」、「自然の中で過ごしたいけど、まずは気軽に手ぶらで始めてみたい」、「キャンプに興味はあるが、何から始めていいかわからない」そんなアウトドア初心者の方でも、気軽にデビューできるキャンプ場になることをグランレガロあさぎりでは目指しています。

ドームテントの輸入経緯や、実際にご宿泊いただく際の内装の様子などは今後の連載でご紹介していく予定ですので、お楽しみに!

次回予告

次回の連載内容は未定です。

※次回の連載時期は未定です。

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