9月1日は防災の日ということで、キャンプグッズの中でも特に防災にぴったりなポータブル電源をご紹介します。ポータブル電源があれば、キャンプサイトを選ぶ際に電源なしサイトも選択できますし、冬キャンプで電気毛布なども使いやすくなります。各社のポータブル電源の特徴を整理します。
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Follow @Camp__Reviewポータブル電源は何が便利なのか
ここ数年でポータブル電源を発売するメーカーは増えてきており、既にポータブル電源を所有しているキャンパーも増えてきました。なぜポータブル電源はそれほど支持を得ているのでしょうか。メリットを整理します。
電源なしサイトでも電源が使える
分かりやすいメリットとしては電源なしサイトでも電源が使えるようになる点です。キャンプ場によっては、電源ありサイトの数は限られていたり、区画が電源なしサイトよりも小さいことがあります。ポータブル電源を持っていれば、キャンプ場選び、サイト選びの選択の幅が広がります。
また、電源ありサイトは数千円割高であることが多いので、頻繁に長くキャンプに行くのであればいずれポータブル電源を購入した費用の元は取れるでしょう。
冬キャンプの強い味方
キャンプも上級レベルになってくると、春夏だけでなくいずれ秋冬もキャンプをしたくなります。電源ありサイトで暖房器具を使うケースもあると思いますが、ホットカーペットや電気毛布など、複数の暖房器具を使う場合はポータブル電源もあると安心です。
自宅保管中はいざという時の備えに
2019年は大型台風が首都圏にも襲来し、自然災害による停電などが身近であるという恐怖がより実感された年だったかと思います。フル充電の状態で自宅に置いておけば数日分の電力は確保できるので、停電復旧までの間の急場しのぎにポータブル電源は活躍すること間違いなしです。
ポータブル電源オススメ5選
ポータブル電源オススメの5商品をご紹介します。まずは全商品のスペック比較です。(他製品よりも優位なものは黄色でハイライトを入れています。)
商品名 | PowerArQ2 | PowerArQ | Jackery ポータブル電源 700 | Anker PowerHouse | LACITA ENERBOX01 |
メーカー | 加島商事 | 加島商事 | Jackery Japan | Anker Japan | ポスタリテイト |
価格 (税込) | 59,800円 | 66,000円 | 79,800円 | 49,800円 | 50,830円 |
本体容量 | 45,000mAh 500Wh | 174,000mAh 626Wh | 192,000mAh 700Wh | 120,600mAh 434Wh | 120,000mAh 444Wh |
AC出力 | 2口 | 1口 | 2口 | 1口 | 3口 |
AC出力電力 | 通常300W (最大450W) | 通常300W (最大500W) | 通常500W (最大1,000W) | ? | 通常400W |
USB出力 | Type-A: 4口 Type-C: 1口 | Type-A: 3口 Type-C: 無し | Type-A: 3口 Type-C: 無し | Type-A: 4口 Type-C: 無し | Type-A: 3口 Type-C: 無し |
ワイヤレス充電 | 対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
サイズ | 29.5 x 19.5 x 19.1 cm | 30 x 24.2 x 19.3 cm | 38.79 x 34.19 x 28.79 cm | 20 x 16.5 x 14.5 cm | 41 x 22.2 x 18.6 cm |
重量 | 6.2kg | 6.0kg | 8.48kg | 4.2kg | 5kg |
メーカー保証 | 2年 | 2年 | 2年 | 18ヶ月 (Anker会員: 2年) | 1年 |
カラー | レッド オリーブ ジェットブラック タン チャコール スノーホワイト | レッド オリーブドラブ ジェットブラック コヨーテタン チャコール ホワイト | ブラック | ブラック | ブラック ホワイト |
※価格は公式サイト上の定価をベースとしています。各ECサイト上でセール価格により大幅安になることもありますので、各サイトでご確認ください。
PowerArQ2
後述するPowerArQの後継機です。PowerArQシリーズはとにかく外観がおしゃれです。他製品は無骨な家電製品という感じですが、PowerArQはキャンプグッズとしてサイト内の見栄えを演出してくれる製品となります。PowerArQ2は大ヒットしたPowerArQと比べると容量はスペックダウンしているものの、USB出力口が増え、ワイヤレス充電に対応しました。
特徴
・外観がおしゃれ、カラバリ豊富
・USB出力口が多く、ワイヤレス充電対応
こんな人にオススメ
・ポータブル電源はおしゃれなものが良い
・暖房器具よりもスマホやゲーム機などの充電の方がよく使う
PowerArQ
PowerArQ2が発売された時、こちらのPowerArQは販売停止になると思っていましたが、併売され続けています。その理由は旧モデルであっても必ずしも新モデルに劣っている訳ではないためです。PowerArQ2と比べ容量が大きいのが特徴です。上部の取っ手部分が扱いづらいのが難点。
特徴
・外観がおしゃれ、カラバリ豊富
・PowerArQ2よりも安く大容量
こんな人にオススメ
・ポータブル電源はおしゃれなものが良い
・ある程度の容量は確保したい
Jackery ポータブル電源 700
Jackery Incは、創立メンバーにAppleの元バッテリーエンジニアが加わり、2012年米国シリコンバレーにて設立された会社です。今回比較した製品の中では最も容量の大きい製品となり、冬キャンプでも安心してガンガン暖房器具を使えそうです。
特徴
・大容量で出力も安定
・AC出力も2口あり
こんな人にオススメ
・ポータブル電源は見た目よりも容量重視
・冬キャンプで暖房器具を多く使う
Anker PowerHouse
スマートフォン向けのモバイルバッテリーなどで有名なAnkerからもポータブル電源が発売されています。120,600mAhながら価格は4万円未満に抑えられており、まれにAmazonのタイムセールでさらに安く販売されていることもあります。USB出力が4口と豊富です。
特徴
・容量も大きく価格も安め
・USBの出力口が豊富
こんな人にオススメ
・暖房器具よりもスマホやゲーム機などの充電の方がよく使う
・コンパクトなポータブル電源が欲しい
LACITA ENERBOX01
LACITA ENERBOX01のみ他の製品で使われているリチウムイオン電池ではなく、電気自動車でも使われている三元系リチウムポリマー電池を採用しています。リチウムイオン電池と比べ、ハイパワー、充電効率の高さ、電池寿命の長さというのが利点なようです。
特徴
・リチウムポリマー電池でハイパワー
・AC出力が3口
こんな人にオススメ
・冬キャンプで暖房器具を多く使う
・ACコンセントを使う器具を多く使う
まとめ
今回の5製品はどれもオススメですが、私は2019年にPowerArQを購入しました。(PowerArQの容量そのままでワイヤレス充電に対応したモデルが出れば理想なのですが…。)
防災の日をきっかけに、ポータブル電源の購入を検討してみてはいかがでしょうか。