2021年4月下旬にtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)のシリーズ集大成作として販売される予定の炎幕フロンティアですが、2021年4月3日、4日に開催されていたアウトドアデイジャパン2021東京にて初展示されていたため、実物の様子をレビューします。
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2021年4月下旬にいよいよ発売されるシリーズ集大成の炎幕フロンティア
炎幕シリーズでパップテントを一躍メジャーにしたテンマクデザインがシリーズ集大成と位置づける炎幕フロンティアは、これまで炎幕シリーズを開発してきたノウハウ、ユーザーから受けたたくさんのフィードバックを元に改良、開発された注目度の高い商品です。
2021年1月に商品概要は発表されたものの、実物展示はこれまで行われておらず、今回のアウトドアデイジャパン2021東京で初めて実物が展示されました。スペック等の詳細は過去記事をご参照ください。
炎幕フロンティア展示品レビュー
私は普段サーカスTCを利用しているので、炎幕フロンティアの高さが意外と低いんだなと感じましたが、炎幕シリーズではいずれの商品も(大煙幕、大煙幕FC以外は)高さは130cmとなっており、今回の炎幕フロンティアも130cmの高さとなっています。ロースタイルにはこれくらいの高さがちょうどよいかと思います。
これまでの炎幕シリーズとの最大の違いは寝室とリビングスペースが左右に分かれている点です。宣材写真だとものすごくワイドに見えましたが、横幅は460cmなのでそこまで横長という風には感じませんでした。
便利そうだったのがこちらのインナーテント。別売にはなりますが、横にもファスナーの入口がついており、リビングスペースからそのまま寝室に出入りすることもできますし、何より専用設計でジャストフィットするので、炎幕フロンティアを購入される方は購入必須のオプションかと思います。
炎幕フロンティアのもう一つの大きな特徴は素材が100%コットンである点です。フルコットンはやはりポリコットンとは肌触りや質感が異なります。これによりリビングスペースの下で焚き火をしても火の粉で穴が開きにくくなるとのことでした。(ポリコットンではより開いてしまいやすいとのこと)
オリーブ色になっているマッドスカートの部分は100%コットンではなくポリコットンとなっています。ここは乾きやすさや軽量化への配慮でしょう。
フロント部分を跳ね上げて屋根にしても、サイド部分にも壁があるため、横雨や横風を防ぐことができるようになっています。実際にリビングスペース部分に入らせてもらいましたが、奥行きがある分、自分だけのパーソナルスペースに包まれている感覚になり、ここで焚き火をしたら快適だろうなと感じました。
販売開始は2021年4月下旬になるとのことです。他製品同様、初回ロットはすぐになくなってしまう予感がします。スタッフの方曰く、「今後炎幕フロンティアのTC(ポリコットン)バージョンも出すかもしれない」とのことでした。(※将来的な製品ロードマップは絶えず変動しますし、テンマクデザインからの公式なメーカーアナウンスではないのであくまで参考情報としてお取り扱いください。)
まとめ
シリーズ集大成と謳うだけあって、細部に実際の利用シーンを想定した細かな配慮を感じる一品でした。私自身ソロキャンプ用の新幕を探しているところだったので、炎幕フロンティアはとても気になっています。
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