WAQ(ワック)が2020年秋頃販売し、人気を博したTC素材のティピィ型ソロ用テント「Alpha TC」がファミリーサイズに大型化され、「Alpha TC/FT」として2022年1月14日より先行販売されます。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: WAQ
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Alpha TC/FTの特徴
Alpha TC/FTの主な特徴を見ていきます。
Alpha TCの詳細はこちら。
Alpha TCがサイズアップしてファミリー向けに
Alpha TC/FTは、ソロ用のAlpha TCをサイズアップし、FT(ファミリーテント)としてバージョンアップした製品です。外寸は400×400×250cmとなります。インナーテントも付属し、夏場はフルメッシュの蚊帳としても使えます。
Alpha TC同様、四角錐の4面のうち1面を跳ね上げて前室を広く取ることができます。テンマクデザインのサーカスTC DXのように側面がある訳ではないので、横雨は防げませんが、晴天時に日差しを防ぐために使うには十分でしょう。
四角錐構造なので設営が楽である一方、端部分の角度がきつくなるため外側にいくほど圧迫感が出ますが、それでも400×400cmのサイズはファミリーで使うには十分な広さでしょう。
Alpha TCと同じくTC素材を採用
製品名の通りTC(ポリコットン)素材が使われています。特に冬キャンプでは結露に悩まされる方もおおいかと思いますが、TC素材であれば比較的結露を軽減できます。
火の粉に強いのもTC素材の特徴です。テント内部での焚き火の使用は推奨されていないものの、跳ね上げたウォールの下で焚き火を楽しむことができます。
サーカスTCなどでは、水分がたまりやすいスカート部分のみポリエステル素材に変えていますが、Alpha TC/FTではスカート部分もTC素材となっています。トグルボタンで巻き上げ可能で、巻き上げることでテント内の通気性が向上します。
サイズアップに合わせ細部に工夫が
その他、今回のサイズアップに合わせて様々な工夫が施されています。通気性を上げるため、テント上部4箇所にベンチレーターが設置されています。
メイン1本、サブ3本のポールが付属しますが、いずれもスチール製のポールです。メインポールは重量のあるT/C生地を支えるためφ32mmの太さのものも採用しています。また、サブポールにはランタンフック用の金具を装着し、フック等を活用すればランタンを吊り下げることも可能です。
TC素材のテントはかさばりがちですが、少し大きめの収納バッグが付属します。
販売価格: 43,800円(税込)
※先行販売は35,040円(税込)
既存のAlpha TCはこちら
製品仕様詳細
カラー | タン |
サイズ | フライシートサイズ(外寸):400*400*250cm インナーテントサイズ:380*265*185-190cm 収納サイズ:約75*31*31cm |
重量(付属品含む) | 16,5kg |
収容可能人数 | 4-5人 |
材質 | (フライ):210g TC 35%コットン 65%ポリエステル (インナー):210TポリエステルPU |
セット内容 | メインポール:スチール製250cm 直径32mmx1本 サブポール:スチール製200cm 直径22mm、x3本 コンプレッションベルト付きキャリーバッグ ロープ ✕ 11本(内8本は備え付け) ペグ ✕ 19本(直径8mm x 23cm) |
注意事項 | ・安全のため、お子様がご使用になられる場合は必ず保護者様の目の届く範囲でお使いくださいませ。 ・焚き火の炎には十分にお気をつけください。 ・強風時には使用を中止するなど、安全確保を最優先にしてください。 ・TC生地は綿とポリエステルの混紡で「織りムラ 織りキズ」がどうしても出てしまいます。 ・TC独特の風合いのため、多少の染色むら、織りキズ、織りむらは、ご理解ください。 ・防水スプレーなどを使用する場合は1箇所に大量の噴霧はおやめください。 ・設営する際メインポールは必ず内側頂点にございますカップシートの中にポールを入れてください。 ・ディスプレイの環境により画像のお色味が異なる場合がございます。 |
まとめ
まだ価格は発表されていませんが、Alpha TCもそのコストパフォーマンスの高さから初動でとても人気を博したため、今回の先行販売も戦略的な価格設定がなされるものと思われます。商品性が異なるため同等比較はできませんが、品薄が続くサーカスTCシリーズの受け皿になりそうです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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