DODから新たにソフトクーラーバッグの新商品が登場しました。商品名はソフトくらぞう(46)。46Lの大容量ソフトクーラーバッグとなります。ソフトクーラーバッグというとなかなか特徴を出しづらい商品ではありますが、本製品の特徴をレビューします。
アイキャッチ画像出典: DOD
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ソフトくらぞう(46)の主な特徴を見ていきます。
他社にはない46Lの大容量サイズ
市場に存在するソフトクーラーバッグの容量は、大きいものでも20〜40Lが大きさの相場です。46Lサイズというのはなかなか見かけないため、大容量のソフトクーラーが欲しかったという人にとってはうってつけの商品です。2Lのペットボトルも縦に収納することができます。
また、大容量でも中敷きのパーテーションによってクーラーバッグ内の空間を仕切りで区切ることができるため、食材を整理して保存することができます。
極厚発泡ポリエチレンフォームで56時間氷をキープ
クーラーバッグの壁面には極厚発泡ポリエチレンフォームが入っています。一般的なクーラーバッグに比べ厚いとの記載がありますが、ソフトくらぞうのポリエチレンフォームの厚さが何mmで、一般的なクーラーバッグのポリエチレンフォームの厚さが何mmくらいなのかは記載がありませんでした。
気になる保冷力ですが、以下をそのまま引用します。
第三者機関にて保冷性試験を行い、計算上は56時間氷を残存させることが可能です。
※40℃の環境で庫内の25%の量の氷を入れ8時間後の氷の残存率を測定(結果:残存率85.9%)。この残存率をもとに氷が完全に無くなる時間を計算で出しています。
※保証値ではございません。実際の環境温度や蓋の開閉、内容物等によって保冷性能は大きく変動します。
実際のキャンプでの利用では、屋外での使用となりますし、頻繁に開け閉めもするため、計算上の56時間と同じような保温性を実現するのは無理だと思ったほうが良いでしょう。
肩掛け紐付属、ギアボックスとしても利用可
2Lのペットボトルや飲み物の缶を複数入れて重さが10kg以上になった場合の耐久性が心配ですが、肩掛け紐がついており、持ち運びがしやすい構造になっています。
ソフトクーラーバッグとしての商品ではあるものの、ポリエチレンフォームは緩衝材の役割も果たすため、ギアボックスとしても利用できるとのこと。
製品仕様詳細
カラー | タン、ブラック |
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希望小売価格 | オープンプライス |
サイズ | (約)W58×D31×H36cm |
インナーサイズ | (約)W54×D27×H32cm |
重量(付属品含む) | 2.2kg |
材質 | アウター:ポリエステル(ラミネートPVC) 断熱材:発泡ポリエチレン インナー:PEVA |
最大積載重量 | 20kg |
容量 | (約)46L |
付属品 | 肩掛け用ベルト、パーテーション×2 |
ソフトくらぞうのここが気になる
大容量はいいが保冷力はかなり眉唾もの
ソフトクーラーバッグは構造上ポリエチレンフォームの厚さをハードクーラーほど厚くできないため、保冷力には限界があります。他社から大容量のソフトクーラーバッグが出ていないのも、容量と保冷力はトレードオフの関係(容量を大きくすればするほど保冷力を維持しにくくなる)ためでしょう。
ソフトくらぞうに限らない話ですが、ソフトクーラーバッグに過度な保冷力の期待はできません。
クーラーバッグなのかギアボックスなのか
クーラーバッグとして商品化するのであれば一番重要な保冷力にもっとこだわって欲しかったですし、ギアボックスとして商品化するのであればもっと収納性や携行性にこだわって欲しかったです。
ここは特にユニークな新商品を展開するDODらしくない打ち出し方というか、「クーラーバッグだけどあんまり冷えなくて使えなかったらギアボックスとして使ってください」という商品性にブレのある打ち出し方で落胆してしまいました。
まとめ
個人的には、キャンプにおけるクーラーの使い方は大型のハードクーラーをメインに、小型のソフトクーラーをサブにつかうのが保冷力と携行性をある程度両立できるベストな使い方だと思っています。夏のキャンプではキンキンに冷えた飲み物が飲みたいですし、どのシーズンでも食材の鮮度を維持することはキャンプにとってとても重要です。クーラーの購入をご検討されている方はしっかり吟味されることをおすすめします。
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