DODから、内側にポールを立てずに5mx5mの広い空間を作ることができる新発想のシェルター スパイダーベースが登場しました。価格は93,500円(税込)です。構造上耐風性が心配になりますが、商品の詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: DOD
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スパイダーベースの主な特徴を見ていきます。
アウトポール構造が作る巨大空間
スパイダーベースの最大の特徴はその構造にあります。シェルターの内側には一本もポールを立てず、外側に6本のポールを立て、ガイロープでテンションをかける構造になっています。上からの見た目が蜘蛛のようになるため、スパイダーベースという名称なのでしょう。
この構造によってもたらされるメリットは、シェルター内部の巨大空間です。寸法上は5mx5mのスペースを確保できることに加え、ポールが内部に無いことで圧迫感が減り、体感的にはより広く感じるものと思われます。
メッシュ、フルオープン対応で夏でも使える
スパイダーベースは内部にインナーテントを立ててカンガルースタイルで利用するのが便利そうです。冬のキャンプでは高い暖房効率も期待でき、もってこいでしょう。
側面は4面メッシュにすることもできるため、夏場は虫を防ぎながら風だけ通すという使い方もできます。
また、4面をフルオープンにすることもできるため、オープンタープのような使い方もできます。
最低8x8mの区画があれば張れる
外側にポール立てる分、設営スペースの大きさが気になるところですが、中央のポールは内側に立てることもでき、その場合は8x8m、全てのポールを外側に立てる場合は10x8mのスペースがあればスパイダーベースを張ることができます。70㎡くらいの区画サイトでは厳しいかもしれませんが、100㎡の区画サイトや、フリーサイトであれば問題なさそうです。
販売価格: 93,500円(税込)
製品仕様詳細
カラー | グレー |
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希望小売価格 | オープンプライス |
組立サイズ(外寸) | (約)W500×D500×H230cm |
インナーサイズ | インナーテント無し |
収納サイズ | (約)W70×D33×H33cm |
重量(付属品含む) | (約)16.5kg |
材質 | テント本体:150D ポリエステル(PUコーティング,UVカット加工)、ポール:アルミ合金 |
最低耐水圧 | 3000mm |
UVカット | UPF50+ |
付属品 | ロープ10m×2本、ロープ6m×4本、キャリーバッグ |
スパイダーベースのここが気になる
耐風性はどれほどか?
DODのほとんどのテントやシェルターは風速基準7等級程度(13.9~17.1m/s)の風を当てる試験を行っています。どこの機関での試験なのか明記されていませんが、信頼性の高い試験機関とのこと。(旧製品ではもっと強い風速基準10等級でテストしていたと思いますが、変わったようです)
スパイダーベースも他製品同様、この風速基準7等級程度(13.9~17.1m/s)の試験を受けています。14m/s以上の風というのはそうそう吹かないので大丈夫かと思いますが、風を受けやすいシェルター構造で直接内側からではなく、外側からのガイロープのテンションで強風に耐えられるものなのか、心配な方は実際に今後購入される方のレビューを待ったほうがよいかもしれません。
まとめ
シェルターの居住性を一気に高めてくれそうなスパイダーベースの発想はとても独創的で、DODらしい商品と言えるでしょう。まったくポールのない内部空間というのはとても快適だと思います。耐風性もバッチリで私の心配がただの杞憂ですといような追加情報が出てくることを期待しています。
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