SakeBottlers株式会社が2021年3月にMakuakeでクラウドファンディングを実施し、注目を集めた日本酒缶の新ブランド「HITOMAKU(ヒトマク)」。アウトドアでも気軽に飲めるようにも設計された日本酒であるため、今回実際にキャンプに持っていって飲んでみました。詳細をレビューします。
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日本酒缶をアップデートしたHITOMAKUとは?
クラウドファンディングで340人超、240万円超の支援を獲得したプロジェクト
新しい日本酒缶「HITOMAKU」を販売するSakeBottlersは、クラウドファンディングサービスにてプロジェクトを2021年5月に終え、最終的に340人超から240万円以上の支援を獲得しました。
日本酒缶のニュースタンダードを作るために創業
SakeBottlersの代表鈴木将之様は、コロナ禍により飲食店の営業が縮小していることに直結し、日本酒の消費が減っている背景から、もっと手軽に、もっといろんなシチュエーション飲める日本酒をつくるために会社を立ち上げたとのことです。
アウトドアでも飲みやすく
HITOMAKUは、様々なシチュエーションで気軽に日本酒を飲めること、あまり日本酒に馴染みのない方でもビジュアルによって手に取りやすくしていることがポイントになっています。180mlのボトル缶は気軽にアウトドアに持ち込むことができ、今まで日本酒があまり飲まれなかったシチュエーションでも気軽に飲めるような商品となっています。
キャンプ場でHITOMAKUを飲んでみた
実際にアウトドアで飲む日本酒はどんなものなのか、HITOMAKUをキャンプに持っていって飲んでみました。
気軽に持ち運べる
キャンプで日本酒を飲みたいなと思っても、一升瓶や四合瓶を持っていくのは相当ハードルが高いです。瓶が割れてしまっては大変ですし、そもそも1泊や2泊では飲みきれないこともあるでしょう。残りを持ち帰る際にクーラーボックスに入れるにせよ、かさばってしまいます。
その点、HITOMAKUは180mlのボトル缶なので、ものすごく気軽にキャンプに持っていくことができます。雑にクーラーボックスに放り込んでも問題ありません。
ちょい飲みに最適
キャンプに持ち込んだのは8月だったので、日中は30℃近くまで気温が上がり、このようなシチュエーションでは最初に飲むお酒はビールやハイボールなどの炭酸系を選ばれる方が多いかと思います。
一升瓶や四合瓶ではこのようなシチュエーションで日本酒を飲むというのはなかなか難しいですが、180ml缶であれば気分を買えたい時や、料理に合わせて飲むお酒を買えたい時に気軽に飲めます。缶のままでも問題なく飲めますが、今回は雰囲気を味わうためにも購入してから出番のなかったミニシェラカップをお猪口がわりに飲んでみました。
気になる味は?
HITOMAKUには、「CHALLENGE BLUE」と「HAVEFUN RED」という2つのラインナップがあります。
CHALLENGE BLUE、HAVEFUN REDとも雑味はなくクリアな味わで、どちらも冷やして飲むよりも常温の方が香りが立ってきました。今回は冷やしてから飲んだため、常温になるにつれ風味が変わってくるのを感じました。ボトルは口が小さいく、香りが広がりにくい気がするので、香りを楽しみたい人は常温で飲むことをお勧めします。
CHALLENGE BLUE
CHALLENGE BLUEは、最初からかなりふくよかな香りと味わいが強い印象です。日本酒度は高く、甘みはそれなりにありますが、白麹を使っているため酸度が高めでキレがあるので、甘すぎるという感じはありません。肉など重い食事にも負けない日本酒という印象です。アルコール度数は低めなので、日本酒ながらすっきり飲みやすく仕上がっていると感じました。
HAVEFUN RED
HAVEFUN REDは、口に含むと華やかな香りで、少しアルコール度が低いためすっきりしており、甘味と酸味のバランスがよく後味も爽快です。軽さもあるので、誰でも飲みやすい日本酒だと感じました。炭酸で割って飲んでも相性が良さそうなお酒です。
SakeBottlers鈴木 将之様へインタビュー
ーー鈴木様がSakeBottlersを創業される前、ライター時代に「日本酒の裾野を広げたい、若い人に飲んでもらいたい」という業界に携わる方の意見がたくさんあったとのことですが、現在の日本酒業界の課題はどんなところにあるのでしょうか。
鈴木様: もともと日本酒は飲食店での消費量が多く、飲食店への販売がメインという酒販店も多い状況です。コロナ禍以降、飲食店での日本酒の消費量が激減しており、ユーザーに自宅飲みを促そうにも量・重さ・保管の問題で普通のひとはなかなか買えないという課題があります。
代替品としてはカップ酒がありますが、おじさんの飲む酒というイメージがあり、若い人は手が出にくいです。これを覆すために新たなパッケージデザインに刷新する必要があると考えました。
ーー若い方があまり日本酒を飲まれないのは、何が原因だと思われますか。
鈴木様: 限られたお金の使いみちとして、日本酒以外にもスポーツ観戦、ゲーム、読書等様々な選択肢があるためでしょう。もはやお酒を飲むのは趣味のひとつと考えています。
若い方が初めて日本酒に出会うシーンが悪いことも起因していると考えます。できるだけ早く良い日本酒の飲み方、美味しい日本酒に出会い、良い印象を持ってもらい、趣味のひとつとして選ばれるようになる世界になってもらいたいです。
ーー日本酒が好きな方、日本酒をもっと広めたいと思っている方はたくさんいらっしゃると思いますが、鈴木様のように事業を起こして商品を世の中に提供するところまでやりきる方は多くないと思われます。HITOMAKUを開発・提供するにあたり、一番苦労したことは何ですか。
鈴木様: 一番苦労したのは、コンセプトを固めるところです。ビジョンを実現するために、もっとも効果があり、実現性が高く、コストも手が届く施策は何かを考え、施策を絞ってからさらに具体化した商品コンセプトに落とすというプロセスに苦労しました。
ーー特に屋外で開放感に浸りながら日本酒を楽しむという面で、HITOMAKUはキャンプとも相性が良いと感じました。今後新商品の展開予定などもありますでしょうか。
鈴木様: まさにアウトドアや旅行をはじめとした、「今まで飲み物はあったが日本酒はなかった」ところに日本酒を入れ込むのがHITOMAKUのテーマです。そのため、今後もそのようなシーン、例えばゲーム中、スポーツ観戦中、読書中といったシーン用のお酒を検討しています。
商品ラインナップ
CHALLENGE BLUEとHAVEFUN REDの両方を飲み比べられるセット商品をご紹介します。
この度キャンプレビュー読者特典として5%オフでご購入いただけます。(2021年10月31日まで)ご購入画面のクーポンコード入力欄に campreview と記入いただくと割引が適用されますので、この機会にぜひご利用ください。
CHALLENGE BLUE 2缶 & HAVEFUN RED 2缶セット
販売価格: 2,320円→2,200円(税込)【キャンプレビュー読者特典5%オフ】
CHALLENGE BLUE4缶 & HAVEFUN RED4缶 BOX入りセット
販売価格: 4,640円→4,400円(税込)【キャンプレビュー読者特典5%オフ】
製品仕様詳細
■CHALLENGE BLUE
・製造:株式会社小松酒造場(大分県宇佐市)
・精米歩合:60%(純米吟醸、大分三井100%)
・原酒2回火入れ
・アルコール度数:13
・日本酒度:-8.5
・酸度:3.0
・酵母:協会11号
・容量:180ml
■HAVEFUN RED
・製造:結城酒造株式会社(茨城県結城市)
・精米歩合:60%(純米吟醸、赤磐雄町米100%)
・原酒一度火入れ(生詰)
・アルコール度数:12
・日本酒度:-1
・酸度:1.2
・酵母:ひたち酵母
・容量:180ml