30万円以上でプラチナ会員目指さないと意味ない?スノーピークの会員制度の仕組み

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スノピ沼(スノーピークにハマッてしまい同社製品を買い続けてしまう現象)という言葉があるくらい、スノーピーク愛好者のスノピ愛は凄まじいものがあります。そのロイヤルティを醸成する仕組みの一つがスノーピークの独自会員制度です。その仕組をご紹介します。

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スノーピークの会員制度の仕組みまとめ

スノーピークの会員制度の要点を先に以下にまとめます。

  1. 会員ランクは6ランクあり、プラチナランクまでは1月1日〜12月31日の間のスノーピーク製品の購入金額に応じて決まる。
  2. 年間購入額30万円以上のプラチナランク以上からはランクダウンなし。逆にプラチナ未満は翌年ランクダウン。
  3. ただし、プラチナランクの特典は代替手段があり実はそれほど意味のあるものではない。
  4. 代替手段のない特典がもらえるのは年間購入額100万円以上のブラック会員から。どうせならここを目指さないと意味がない。

会員ランクと特典一覧

まずは全6ランクの達成条件と特典の一覧です。

スノーピーク会員ランク

見ていただくとわかる通り、年間購入額30万円のゴールドとプラチナの間、累計購入額100万円のプラチナとブラックの間で受けられる特典が大きく変わります。

プラチナ会員までの壁

プラチナ会員までの壁=優良会員と平会員の壁です。ゴールド会員までは、翌年ランクダウンしてしまいます。つまり、年間30万円(税別)まで買い物した人と、一度もスノーピーク製品を買わなかった人は翌年の扱いが同じということになります。300,001円(税別)以上買い物しないとふりだしに戻ってしまいます。

特にキャンプデビューされる方が多い、5月や8月にスノーピーク製品を購入し、スノーピーク製品に愛着が湧いて気になっている方は、今年中に30万円を超えるように早めにグッズを購入することをオススメします。

ブラック会員の壁

プラチナ会員の特典欄を見ていただくとわかると思いますが、実はプラチナ会員の特典はポイント付与率が上がるのと、ランクダウンしなくなること程度で、そこまで特別待遇を受けられる訳ではありません。

ブラック会員までいくと、Snow Peak Way Premium、Snow Peak Special Meetingというブラック会員以上限定のイベントに参加できるようになるため、どうせならここまで目指したほうが優遇特典として価値があります。

プラチナまでは年間の購入額でランクが決まりましたが、ブラック、サファイアは累計購入金額でカウントされますので、一度プラチナまでいってしまえば、購入のペースは急ぐ必要はありません。

プラチナ会員までの道のり

モデルケース

年間30万円も買えるのか?という点が気になると思いますが、スノーピーク製品はそもそも単価が高く、ランクアップ対象となる条件の購入は割引のない、いわゆる正規店(直営店や提携店、公式オンラインストア等)となるため、キャンプ道具一式をスノーピークで揃えれば難易度は高くありません。(必要なのは、スノーピークで揃える!という覚悟ですね…)

例えば、4人家族でファミリーキャンプグッズを揃えるケースでは、

カテゴリ商品名価格(税別)
テント・タープエントリーパックTT49,800円
マットシートエントリーパック TT用 マットシートセット14,800円
シュラフセパレートオフトンワイド x359,400円
マットキャンピングマット2.5w x377,400円
テーブルワンアクションテーブルロング竹37,000円
チェアローチェア30 ブラウン48,000円
ランタンギガパワー BFランタン17,800円
合計304,200円
公式オンラインストアより

このように割と必需品を揃えると30万円はすぐに到達します。

なぜ30万円がプラチナの壁なのか

ゴールド会員までは翌年ランクダウンしてしまったり、ダウンランクがなくなるプラチナ会員になるための条件が30万円超というのは、おそらくスノーピーク製品初購入者の年間購入客単価が20万円強なのだと思われます。テント+周辺グッズ2〜3点というところでしょう。

コンビニの客単価が610円で、700円以上購入でくじが引けるキャンペーンを実施するように、「あともう少し買い足せばプラチナ会員になれる。逆に買わないと来年はランクダウンしてしまい、今年の買い物が無駄になってしまう。」という仕組みは、アップセル促進に大きく寄与していると思われます。

プラチナ会員特典は魅力的ではない?

ランクダウンしなくなることは大きな意義がありますが、もう一つのプラチナ会員特典であるポイント還元率6%(さらに言うとスノーピークポイントを貯めること自体が)あまり意味のあるものではありません。

スノーピークポイントは、ポイントギフトと呼ばれる限定商品に交換できる他、Snow Peak Headquartersのキャンプフィールドの利用料金として支払うことができます。

前者のポイントギフトは、フリマアプリ等で定期的に出品されていますし、後者は頻繁にSnow Peak Headquatersのキャンプフィールドに行かれる方でないと恩恵は受けられません。

真のロイヤルティ会員はブラック会員から

最初の投資額を無駄にしないためにもプラチナ会員になっておく必要がありますが、本当に魅力的な特典が得られるのはもう1つ上のブラック会員からです。その詳細を見ていきましょう。

ブラック会員以上のみが参加できるイベント

Snow Peak Way Premium

Snow Peak Way Premiumとはブラック会員以上が参加できる2泊3日の宿泊型ファンイベントです。

SPWP概要
公式サイトより
  • 選ばれた上級会員しか参加できない特別感
  • わざわざスノーピークの中の人が自分のキャンプサイトまで来てくれる接待感
  • キャンプイベントとしてもイベント盛りだくさんで行くだけでも楽しめる

というスノーピークファンにとってはスピリチュアルに色々と満たされるイベントとなっています。

Snow Peak Special Meeting

Snow Peak Special Meetingとは、Snow Peak Way Premiumのように宿泊型のイベントではなく、Meetingという名称の通り、数時間の会合形式のイベントとなります。

参加者には限定の記念品が贈呈されます。

ノベルティ
公式サイトより

今後の会員制度維持への不安

このようにとてもよくできた仕組みになっているスノーピークの会員制度ですが、一点だけ不安な点があります。

仕組み上、プラチナ以上はランクダウンしない累計購入金額でのランク判定となるため、上級会員がスノーピーク製品を定期的に購入し続けると、上級会員数はどんどん増えていく仕組みになっています。(既に、2019年のブラック会員上の会員数は4,000人超となっています。)特別イベントに参加できる会員数が増え続けると、オフラインのイベントはキャパシティ(収容能力)に限界を迎えるため、今まで通り運営できなくなります。したがって、いつかは会員制度の内容が改悪されてしまう不安があります。

可能性1: 会員ランクのインフレ

これは既にブラック会員の上にサファイア会員ができたことからも兆候が出始めています。ブラック会員が増え過ぎれば更に上の会員ランクを作り、サファイアも増え過ぎれば更に上のランクができていくでしょう。(サファイアは累計300万円なので後数年は大丈夫だと思いますが)

可能性2: ブラック会員以上も条件が累計から年間購入額へ変更

これが起きたら暴動が起きそうですが、上級会員の敷居を高くするために、累計購入金額でランク判定されていたブラックも年間購入金額での判定になる可能性もあります。毎年買い続けないとイベントに参加できない形式です。

実際には、わかりにくい形になるよう、プラチナとブラックの間に中間ランクを作って購入金額の調整をするかもしれません。

その他スノーピークに関する記事はこちら。

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