2020年2月に登場が予告されていたソロ用のロッジテントがtent-Mark DESIGNS(テンマクデザイン)から登場しました。発売は11月下旬予定です。佐久間亮介氏がプロディースした本製品は随所に拘りが詰め込まれており、ソロ用のロッジテントを探していた人にはぴったり。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: テンマクデザイン
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元々テンマクデザインのFacebookページでガレージテントの登場は2020年の2月に予告されていました。このイラストの商品イメージが実際に商品化されたのが今回のガレージテントです。
ロッジ型のテントとしては数少ないソロ用
ロッジ型のテントは既に市場にありますが、大型のものが多く、ソロ用に特化したロッジ型テントは珍しいのではないでしょうか。ソロ用といえども、組立時のサイズは(約)2,830×2,310×2,120(高)mmと、十分な広さを確保しています。
ベンチレーター、ライナーで結露対策は万全
屋根部分のフライシートはポリエステルですが、屋根内側にポリコットン製のライナーを取り付けることにより、濃い日陰を作り出し、結露対策ができるようになっています。
また、ベンチレーターも6箇所搭載しており、湿気がテント内にこもらない設計になっています。
インナー付属ですぐ使える
インナーテントも同梱されています。インナーのサイズはソロ用としては多少余裕がある(約)1,000×2,050×1,980(高)mmとなっています。
発売開始予定日: 11月下旬
販売価格: 69,800円(税別)
製品仕様詳細
■素材
【フライシート】
屋根
ポリエステルリップストップ150D
ウォール
ポリエステル&コットン混紡生地(TC)(撥水加工)
メッシュ
ポリエステル強化メッシュ、ポリエステルメッシュ
【インナーテント】
ウォール
ポリエステルタフタ68D
フロア
ポリエステルリップストップ150D
メッシュ
ポリエステルメッシュ
■耐水圧
屋根
1,500mm
インナーフロア
1,500mm
■サイズ
【収納サイズ】
本体
(約)700×300×300(幅)mm
ポールユニット
(約)660×250×250(幅)mm
【組み立てサイズ】
フライシート
(約)2,830×2,310×2,120(高)mm
インナーテント
(約)1,000×2,050×1,980(高)mm
■重量
総重量
(約)25.9kg(ポール/ペグ/張り綱/スタンディングテープ/収納ケース含む)
本体重量
(約)10.76kg(フライ/インナー)
収納ケース
(約)680g
■付属品
ポール、ペグ×27本、張り綱×14本、スタンディングテープ、収納ケース×3
■原産国
ベトナム
他社製品との比較
同様のコンセプトで、リビング部分のスペースを広く取れるソロ用のロッジ型テントは見つけられませんでした。サイズ感の近いOgawaのオーナーロッジ タイプ52Rとガレージテントを比較します。
スペック比較
メーカー | tent-Mark DESIGNS (テンマクデザイン) | Ogawa (オガワ) |
商品名 | ガレージテント | オーナーロッジ タイプ52R |
価格 (税別) | 69,800円 | 85,000円 |
素材 | 【フライシート】 屋根:ポリエステルリップストップ150D ウォール:ポリエステル&コットン混紡生地(TC)(撥水加工) メッシュ:ポリエステル強化メッシュ、ポリエステルメッシュ 【インナーテント】 ウォール:ポリエステルタフタ68D フロア:ポリエステルリップストップ150D メッシュ:ポリエステルメッシュ | 【フライシート】 ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) 【インナーテント】 ポリエステル68d、T/C 【グランドシート】 ポリエステル210d(耐水圧1,800mm) |
組立サイズ | (約)2,830×2,310×2,120(高)mm | W260×D310×H210cm |
収納サイズ | 本体(約)700×300×300(幅)mm ポールユニット(約)660×250×250(幅)mm | 82×24×36cm |
総重量 | (約)25.9kg | (約)19.4kg |
付属品 | ポール ペグ×27本 張り綱×14本 スタンディングテープ 収納ケース×3 | 張り綱 アイアンハンマー スチールピン 収納袋 |
比較した上でのガレージテントの良い点、イマイチな点
ガレージテントの良い点
・ソロ用に特化したロッジ型テント
・細部までこだわりが感じられるしっかりした設計
・カラーや製品デザインも独特でサイト上で目立つ
ガレージテントのイマイチな点
・一部ポリコットン素材のため重さ、大きさは覚悟が必要
・収納サイズもバッグ2つ分とかさばる
・ロッジ型であるがゆえ、ポールが多く設営方法が複雑
ガレージテントのここが気になる
収納サイズ
ポールの本数も多く、ウォール部分の素材がポリコットンなので仕方なかったのだと思いますが、収納袋が2つに分かれてしまい、それぞれ(約)700×300×300(幅)mm、(約)660×250×250(幅)mmとなかなかの大きさです。
ソロキャンプでこれだけかさばると、車載スペースを考慮する必要があります。
設営の難易度
ロッジ型なのでこれも構造上仕方のないことですが、なんと、ポールが21本もあります。
構造自体は単純なので、そこまで設営は複雑ではないのかもしれませんが、21本のポールを組み上げるという作業は必要です。これを毎回設営、撤収時にやる覚悟が必要です。
まとめ
ソロキャンプでもガレージのようなテントで過ごしたいと思っていた方にはとても良いテントだと思います。他に同様のコンセプトの商品が見当たらないので、このコンセプトがまさにはまる方は今すぐ買い!でしょう。市場に他社製品がないというのは、このユーザーニーズに誰も気づけていないか、そもそもそのニーズが存在しないかのどちらかなので、この商品が売れるかどうかで、そのどちらかなのかがはっきりするかと思います。
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