元々Tangia(トランギア)社から飯盒として販売されたメスティン。キャンプだけでなく登山等のアウトドアシーンにおいて、煮る、焼く、蒸すの様々な調理ができ、軽量で丈夫ということもあり、利便性の高いアイテムです。本家トランギア以外からも続々と類似製品が発売されており大人気に。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: Trangia
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Follow @Camp__Reviewメスティンとは?
1925年にスウェーデンで創業されたTrangia(トランギア)社が販売している飯盒です。元々Trangia社は家庭用のアルミ製調理器具の製造を行っていましたが、1935年頃からアウトドア用製品の需要が高まったため、キャンピングセットの製造に注力しはじめました。
メスティン以外にも、ケトルやアルコールバーナーなど、アウトドアで活躍する様々な調理器具を生産、販売しています。
トランギアのケトルに関する記事はこちら。
メスティンの特徴
キャンプを始めた人のキャンプ調理グッズのデビューアイテムがメスティンというケースも多いかと思います。それだけメスティンが人気であるのには理由があります。その特徴を見ていきましょう。
煮る、焼く、蒸す、どんな調理にも対応
元々飯盒として作られているので、炊飯に使っている方がユースケースとしては一番多いかと思います。メスティンの内側のリベットの線に合わせて水を入れると1合のお米を炊飯する目印になります。
その他にもパスタを茹でたり、ローストビーフを焼いたり、アヒージョを作ったりと、シンプルな構造ながら様々な調理方法に対応しているのがメスティンの最大の魅力でしょう。
コンパクトで収納性も良い
ハンドルを外して本体内部に収納できるので、コンパクトにしまうことができます。また、内部に小物も収納できるので、ソロキャンプや登山など、荷物をコンパクトにまとめたい時にも便利です。
アルミは熱伝導率が高く軽量
トランギアのメスティンは円盤状の大きなアルミを加工して作られています。アルミは熱伝導率が高いため、全体に熱が回りやすく、飯盒として炊飯に向いています。
バリ取りが甘く製造が雑と言われることも多いトランギアのメスティンですが、蓋の部分は硬度の高い素材を採用することで変形を防ぎ耐久性を高めていたり、本体にフタのストッパー部をリブ形状にして設けたりと、細かい工夫が随所に施されています。
2種のメスティン
ハンドルカラーがブラックとレッドで2種あり、サイズがノーマルとラージの2種存在します。ノーマルとラージのサイズ感の比較は以下の画像で見るとわかりやすいです。
メスティン
販売価格: 1,600円(税別)
製品仕様詳細
重量:150g サイズ:17×9.5×6.2cm
容量:750mℓ
ノーマルサイズのメスティンです。炊飯の目安は最大1.8合で、1〜3人くらいまではこのサイズで良いかと思います。ラージがノーマルか迷ったらまずはノーマルの方をオススメします。
ラージメスティン
販売価格: 2,500円(税別)
製品仕様詳細
重量:270g サイズ:20.7×13.5×7cm
容量:1350mℓ
ノーマルサイズよりも一回り大きいラージメスティンです。約3.5合までが炊飯の目安です。家族4人分の炊飯用にと考えている方はラージサイズの方がオススメです。
※販売価格は公式のイワタニコレクトの定価を掲載しています。品切れや流通在庫量の枯渇により、各種通販サイト上での価格が上がっている可能性がありますので、ご注意ください。
まとめ
本家トランギアのメスティンは一時本当に流通在庫がなく、定価の3-4倍で販売されてしまうほどでした。もう少し安定的に製品が供給されれば価格も安定してくると思うのですが、購入タイミングは見極めが必要です。1個持っておくとキャンプだけでなく家庭でも調理に使えますので、まだ持っていない方には特にオススメします。
その他キャンプグッズに関する記事はこちら。