ZANE ARTS(ゼインアーツ)の2022年新商品として5つのアイテムが登場することが2022年2月22日にアナウンスされました。新商品としてどんなアイテムが登場するのか、出願商標やこれまでのラインナップ構成から予想します。
アイキャッチ画像出典: ZANE ARTS
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ゼインアーツの2022年新商品は5アイテム
2022年2月22日に、ゼインアーツから2022年の新商品は5アイテム登場することがアナウンスされました。新商品の詳細は3月末と4月末の2回に分けて発表される予定ですが、どんな製品が登場するのか、予想してみます。
2021年の新商品をおさらい
予想の前に傾向を掴むために2021年にどんな商品が登場していたかを振り返ります。2021年は合計9製品が登場しました。(便宜上インナーテントのようなアクセサリーと、ビールのような企画製品はカウントせず割愛しています)
しかしながら今回のように1〜3月期のタイミングで発表された製品は7製品であり、テント・シェルター2製品、アクセサリー5製品が登場しました。2022年も同様の構成比だとすると、テント・シェルターが1〜2製品、アクセサリーが3〜4製品出る可能性が高いと言えそうです。
# | カテゴリ | 製品名 | 発表タイミング |
---|---|---|---|
1 | シェルター | ゼクーL | 2月 |
2 | テント | オキトマ2 | 2月 |
3 | ペグ | グラートステーク | 2月 |
4 | ハンマー | グラートハンマー | 2月 |
5 | ハンガー | コズハンガー | 2月 |
6 | ハンガー | オズハンガー | 2月 |
7 | 食器 | ステンレスシェラカップ | 2月 |
8 | ゴミ箱 | モビボックス | 11月 |
9 | ペグケース | グラートステイクラック | 11月 |
プロダクトポートフォリオから予想
現状のゼインアーツのテント、シェルター、タープ製品のポートフォリオもおさらいします。製品が登場した順も改めて俯瞰すると、2020年に登場したギギ-2、2021年に登場したゼクーL、オキトマ-2は基本的にサイズ変更によるラインナップの拡大だったことがわかります。
※ギギ-1は厳密にはワンポールシェルターですが、製品カテゴリをわかりやすくするためにツーポールシェルターの位置にずらして図示しています。
※ロガ-4はコンパクト2ルームテントという位置づけですが、4人用であるためオキトマ-2との差をわかりやすくするためミドルの位置にずらして図示しています。
※ロガ-4はオキトマ-2の生産に集中するため生産が休止されることが発表されています。
仮に2022年の新作テント、シェルター、タープが既存ラインナップを強化するものであったとすると、出てくる可能性があるのは現状埋められていない以下の点線部分ということになります。
それぞれ可能性はどれくらいあるのか見ていきましょう。
ゼクーS(可能性: 低)
ソロ用のコンパクトなゼクーSが登場する可能性を検証します。ゼクーの最大の特徴はエクステンションフレームによる居住空間の広さですが、Sサイズまで小型化してしまうとそのメリットが出しにくく、設営が面倒な割に対して広くならないということになりそうな気がするため、ゼクーSが出てくる可能性は低いと思われます。
ミドルサイズのギギ(可能性: 低)
ギギ-1とギギ-2の間のサイズ感のシェルターですが、これも構造上どうやって実現するのかという問題があり、出てくる可能性は低そうです。
オキトマ-4(可能性: 中)
オキトマの大型版になるかどうかはわかりませんが、ファミリー向けの大型の2ルームテントがラインナップ上存在しなく、市場としても売れ筋カテゴリなので、ファミリー層のゼインアーツファンからの需要は大きそうです。ラインナップ拡充という目線ではここが一番可能性が高いカテゴリだと予想します。
ただし、4人向けのツールームテントであるロガ-4の生産を休止してまでオキトマ-2の生産に注力するというアナウンスをしていることもあるため、新たに大型の2ルームテントの生産ラインを確保できるのか?という問題もあります。
ゲウよりも小型のタープ(可能性: 低〜中)
ゼインアーツのタープラインナップはゲウ1製品のみということもあり、小型のテントの販売増加により小型タープのニーズに応えるためにここを拡充する可能性があります。ただしゼクーMのようにゲウはサイズ表記のない製品名なので、小型のタープが出るとすると、形状も製品名も異なるタープが出てくると思われます。
新カテゴリの登場はあるか?
上記はあくまで商品ラインナップを拡充するとしたら?という前提の予想ですが、2022年の新商品として、まったく新しいカテゴリの商品が登場する可能性があります。
ゼインアーツの代表である小杉敬さんはご自身も登山家であり、ゼインアーツの製品名は登山に由来するものが多いこともファンの間ではよく知られています。また、各所のインタビューにおいて山岳テントの開発構想について何度が触れており、新カテゴリとして登場するとすると、山岳テントが登場する可能性が高いと考えます。
このアウトドア業界にいる以上、業界全体の活性化に協力したいと思っています。(中略)登山方面も活性化させなければいけないと思っています。その登山向けのテントもゼクーMのような革新的なアイデアとデザインを構想しているので、ぜひ楽しみにしていてください。
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自分自身、雪山もやるような人間なんで、山岳テントを作ってみたい気持ちはもちろんあります。アイデアはいろいろと蓄積されているんで、そのアイデアがうまく落とし込めたら、という感じですね。アイデア的には年間100アイテムくらい出せるくらいはあるので、その中でしっかり吟味しつつ、本当に良いと感じてもらえるようなギアを出して行きたいと思っています。
目指すのは“機能美”ではなく機能と美の両立「ZANEARTS(ゼインアーツ )」
今(2019年時点で)ある4つのモデルでは全然網羅できていないので、(新モデルの登場は)あることはありますね。登山用のテントとか。とくにテント・タープは自分の好きなジャンルなので、そこは充実させたいです。それに、価格が高騰しているアウトドア市場に対して貢献するという意味でも、色々なギアを出してみたいと思っています。
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商標出願されているロロとジグ
これまでの観点とは全く別の観点で、ゼインアーツによるこれまでの出願商標の中で、商品化されていないものが2つあります。
ロロ
商標番号2021-155333で「ロロ」という商標の出願がされています。出願区分は22で、キャンプ用テント,登山用テント,テント,グランドクロス(キャンプなどで地面に敷く防水シート),ザイル,キャンプ用タープ,ターポリン,日よけ,雨覆い,オーニング,ハンモックなどが該当する区分です。
したがって、ロロという名称の新商品が出るとすると、テントやタープとなります。
ジグ
商標番号2021-155341で「ジグ」という商標の出願がされています。出願区分は11で、電球類及び照明用器具,LED照明用器具,懐中電灯,携帯用ヘッドランプ,自転車用ライト,電球,電気式ランタン,ガス式ランタン,野外用ランプ,ランプ用マントル,ランプ用笠などが該当する区分です。
したがって、ジグという名称の新商品が出るとすると、ランタン類となります。
商標出願は、他社に取られないよう防衛的な意味合いで出願する企業もあり、必ずしも製品化されるとは限りませんが、出願自体にも一定の費用がかかる上、これまでゼインアーツでは出願した商標はすべて製品化されている経緯を鑑みると、ロロとジグが製品化される可能性は高いと思われます。
アクセサリーは何が出る?
テント、シェルター、タープ以外の周辺アイテムはどんなものが出るでしょうか。これもこれまでの経緯を振り返って予想します。2021年のアクセサリー新商品は大きく分けると、
- テント等の設営に必要なもの
- ランタンを使うのに必要なもの
- その他
の3つに分けることができます。
1はテント類を販売していく上で必ず必要になるため、拡充するのは自然な流れです。2は少し唐突感がありましたが、2022年にジグ(ランタン)を発売する布石だったと考えると合点がいきます。シェラカップとゴミ箱は未だ意図がよく見えませんが、点と点がつながる何かが2022年に出るかもしれません。
テント関連アクセサリーは出尽くした感があるため、2022年のアクセサリー新商品はランタン関連製品と、脈絡のない何かが出てくるのではないかと予想しています。
ゼインアーツ2022年新商品大予想
以上、前置きが長くなりましたが、ゼインアーツの2022年新用品5アイテムは以下のようなラインナップになると予想します。
# | カテゴリ | 詳細 |
---|---|---|
1 | テント | ロロ (山岳テント、もしくは大型2ルームテント) |
2 | タープ | 小型タープ |
3 | ランタン | ジグ (おそらくLEDランタン?) |
4 | ランタン | ランタンケース |
5 | その他 | クッカーもしくは脈絡のない何か |
本予想は現状得られる情報から推測したものであり、全くの検討外れである可能性も高いです。ゼインアーツファンのみなさんもぜひどんな製品が出てくるか予想してみてください。
まとめ
いよいよゼインアーツの2022年新商品が発表されます。2021年の新商品もあっという間に品切れになってしまった経緯もあるため、2022年の新商品も争奪戦となる可能性が高いです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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