企業努力で値上げを極力回避「ゼインアーツの2022年製品価格・仕様変更」

ゼインアーツ値上げキャンプグッズ

ZANE ARTS(ゼインアーツ)が2022年の製品価格・仕様を改定することを発表しました。コロナウイルスによる世界的な資材価格や物流価格の高騰が変更の理由で、単純な値上げではなく仕様変更で極力値上げを回避する努力をしています。詳細をレビューします。

アイキャッチ画像出典: ZANE ARTS

Twitterでも情報発信しております。よろしければフォローお願いします。

製品価格改定の理由

今回の価格・仕様変更の理由はコロナウイルスによる世界的な資材価格や物流価格の高騰と説明されています。記事執筆時時点では、コールマン、サバティカル、ogawa、スノーピーク、ロゴス、ユニフレーム、SOTO、も2022年に値上げを行うと発表しています。

ゼインアーツの姿勢が他社と大きく異なるのは、極力値上げをしないよう、仕様変更などで対応しようとしているところです。他社も単純な値上げ以外の方法を模索していて結局値上げという決断になったのかもしれませんが、今回の一連の原価高騰に対する各社の対応の中で、相対的にゼインアーツのユーザーからの信頼度はより一層高まる結果となったと言えるでしょう。

製品価格・仕様変更の一覧

価格・仕様改定は2022年からです。具体的にどの製品がいくら値上げされるのか、どのような仕様変更となるのか一覧化します。

要点は以下の通りです。

  • 値上げされるのはオキトマ2のみで8%値上げ。
  • 仕様変更によるコストダウンは主に付属ペグの廃止、ポールカラーの変更など
  • ロガ4は生産休止(オキトマ2に生産集中)
  • ゲウは9%値下げ
品番品名仕様変更1仕様変更2価格変更
PS-003ゼクーMペグ削除・トライアルハンガー削除
・フレーム・ポールカラーをマット仕様に変更
・張綱の取付け箇所追加
・張綱本数追加
なし
PS-103ゼクーM
インナーテント
ペグ削除なし
PS-004ゼクーLペグ削除・トライアルハンガー削除
・フレーム・ポールカラーをマット仕様に変更
・張綱の取付け箇所追加
・張綱本数追加
・上部ベンチレーション構造変更
・フレーム径を直径16から直径17.5に変更
・フレーム上部固定バックルのサイズ変更
なし
PS-104ゼクーL
インナーテント
ペグ削除なし
PS-011ギギ1ペグ削除・ポールカラーをマット仕様に変更
・張綱の取付け箇所追加
・張綱本数追加
・張綱径と素材を直径4mm・PPに変更
・50Dから75Dに変更
なし
PS-111ギギ1
インナーテント
ペグ削除なし
PS-022ギギ2ペグ削除・ポールカラーをマット仕様に変更
・張綱の取付け箇所追加
・張綱本数追加
・張綱径と素材を直径4mm・PPに変更
なし
PS-122ギギ2
インナーテント
ペグ削除なし
DT-002オキトマ2ペグ削除・ビルディングテープの取り付け方法変更59,950円(税込)

64,790円(税込)
※8%値上げ
TP-003ゲウペグ削除・ポールカラーをマット仕様に変更49,280円(税込)

44,880円(税込)
※9%値下げ
DT-004ロガ4生産休止
(オキトマ2の生産に集中)
TO-052アップライト
ポール150
・ポールカラーをマット仕様に変更なし

仕様変更はダウングレード感のないものになっている?

仕様変更の内容を見てもわかる通り、コストダウンをはかりながらも、品質や質感が明らかに低下するような変更内容は見受けられません。ゼインアーツのテントを購入する方は上級者の方が多いでしょうから、ペグなどはすでに何本も持っていると思われます。持っていな方はぜひグラートステークを購入しましょう。

また、仕様変更すべてがコストダウンのためのものではありません。ギギ1は生地の素材が厚く変更されていますし、大したコストではありませんが、付属するガイロープの本数が増えていたりもします。

まとめ

原価高騰というのはどのメーカーにもほぼ等しく発生する課題なので、各社がそうだったように、これを理由に値上げをしても仕方がないという空気が一般には流れていたかと思います。財務的な視点からだけ見れば、ユーザー離反が起こりにくいこの状況は値上げの絶好機です。にも関わらず、仕様変更で値上げを極力避け、さらに仕様変更により定価より安くなったゲウに関しては、その分を値下げするという正直過ぎるゼインアーツの姿勢は、ユーザーに対して真っ直ぐなコミュニケーションをするという哲学が現れているように思います。本件で何かを感じた方は、ゼインアーツ製品を購入すると良いでしょう。

その他ゼインアーツに関する記事はこちら。

コメント

タイトルとURLをコピーしました