DODのスパイダーベースが18%割引!売れないのはなぜか?

DODスパイダーベースキャンプグッズ

DODのポールがすべて外側にある斬新な構造のシェルター「スパイダーベース」の販売が芳しく無く、2021年8月23日から9月21日までの間、約18%割引の77,000円(税込)でキャンペーン販売されることになりました。なぜこの製品は売れなかったのでしょう。原因を考察します。

アイキャッチ画像出典: DOD

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スパイダーベースとは?

スパイダーベースとは、DODが2020年の12月に発表したシェルターです。ツインポールシェルターはポールが内部にあることでデッドスペースが生まれてしまうという課題を、全ポールを外側に配置することで解決しようとした他社にはない構造の製品です。

販売不振により値下げキャンペーンを実施

2021年8月23日に、DOD公式Twitterから「#土俵際のこってのこってキャンペーン」と題し、廃盤の危機を避けるため特別価格で販売を行うキャンペーンについてアナウンスがありました。

キャンペーン詳細
キャンペーン期間: 2021年8月23日〜9月21日
販売価格: 77,000円(税込)【割引率: 約18%】
(※通常販売価格:は価格は93,500円(税込))

小ロット生産で多数の商品を販売し、売れ行きの良い商品のみ増産を続けるという販売方針を取っているDODにとって、これまでもひっそりと増産されずに廃盤となった商品はたくさんあります。ここ数年の間に、販売不振のため値引きキャンペーンを行った商品はほとんどなかったはずなので、今回のキャンペーンは廃盤回避というのは建前で、在庫が余りすぎて減損を回避したいというのが本音なのではないかと推察します。

スパイダーベースはなぜ売れないのか?

スパイダーベースはツインポールシェルターのデメリットを、ユニークな発想で解決を試みる意欲的で面白い製品だと感じていました。ではなぜ多くの消費者にこの商品が受け入れられなかったのでしょうか?考えられる要因を考察してみます。

考察1: 外側にポールを建てるという構造が斬新過ぎた

スパイダーベース
出典: DOD

どんなに製品そのものが画期的で優れていても、それが購入する人にとって良いのかどうかは、前例や競合メーカーの類似製品がないものほど判断が難しいです。興味を持った方は多くいたかもしれませんが、あえて人柱になることを避けた方も多かったのではないでしょうか。

ポールのデッドスペースを解消する工夫は他社の場合、二股ポール構造にしているところが多いです。

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考察2: 価格設定と自社製品との競合

製品名販売価格(税込)居住空間面積製品特徴
ツクツクベース93,500円5.2×5.2m拡張性高い
スパイダーベース93,500円5×5m内部空間はポールレス
ロクロクベース288,000円6×6m内部にポールあり

2つ目は、製品ポートフォリオのミスです。DODの大人数向けシェルターは3製品あり、価格帯も非常に近いものになっています。値引き前のスパイダーベースの販売価格は93,500円(税込)で、ツクツクベースと同価格、ロクロクベース2よりも5,500円高い価格設定でした。

多くのユーザーは、同じ値段ならツクツクベースを買う、もしくは、デッドスペースがあってもロクロクベース2を買う、という判断をしたのでしょう。

考察3: 不人気なグレーカラー

製品名カラー販売状況
ヨンヨンベースブラウン品切れ
ヨンヨンベースグレー販売中
ロクロクベース2ブラウン品切れ
ロクロクベース2グレー販売中

3つ目はカラーです。DODのシェルターシリーズで採用されている薄めのグレーカラーですが、同カラーを展開しているヨンヨンベース、ロクロクベース2共にブラウンは売り切れているものの、グレーカラーの方は在庫が残っています。(記事執筆時時点)

不人気なグレーカラー1色しか販売されていないことも販売不振の要因だと思われます。生産数の問題だと思われますが、絞るのであればブラウンカラーにはった方が結果は良かったのかもしれません。

考察4: そもそもこの構造に価値がない

スパイダーベース
出典: DOD

考察1〜3は値下げして認知が広がり、カラーを我慢してもらえれば最悪在庫が捌けると思いますが、そもそも商品価値がないということであれば、さらなる値下げをしても売れないというシナリオも有りえます。

というのも、スパイダーベースは内部空間にポールがなく広々使えるメリットと引き換えに、ポールをすべて外に出すことで、設営スペースを広く取る必要があるのと、ガイロープをたくさん張る必要があり設営が面倒で(特に子どもは)足を引っ掛けやすいというデメリットがあります。このデメリットを受け入れてまで居住空間を広くするメリットを感じてもらえない場合、同様の構造のシェルターは今後登場することはないでしょう。

まとめ

製品が売れるか売れないか不確実で、売れない場合は在庫を抱えるというリスクを抱えながらメーカーは製品開発を行っています。売れなくて値下げされた商品を購入するのは気が引けてしまう人もいるかもしれませんが、スパイダーベースの製品特徴を理解して自分に合いそうと思われる方にはとても良いキャンペーンだと思います。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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