キャンパーの聖地とも呼ばれる静岡県の人気キャンプ場「ふもとっぱら」。予約方法、サイト選び、注意点、魅力、口コミ情報、チェックイン、チェックアウト時間、売店情報、混雑時期などを総合的にご紹介します。
アイキャッチ画像出典: fumotoppara
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ふもとっぱらの基本情報
基本情報
おそらく日本で一番有名と言っても過言ではないキャンプ場「ふもとっぱら」。静岡県富士宮市にあるフリーサイトのキャンプ場です。
キャンプ場名称 | ふもとっぱら |
住所 | 〒418-0109 静岡県富士宮市麓156 |
電話 | 0544-52-2112 |
Webページ | https://fumotoppara.net/ |
メール | 記載なし |
標高 | 830m |
チェックイン | 8:30~17:00 |
チェックアウト | 14:00 |
アクセス
東京から渋滞に巻き込まれなければ2時間強で着きます。東京西部、神奈川南西部にお住まいの方はさらにアクセスが良いでしょう。中部、東海エリアからもアクセスできるというのも人気の要因かと思います。
なぜ人気?ふもとっぱらの魅力
ではなぜふもとっぱらはこれほど人気なのでしょう?人気アニメ「ゆるキャン△」でも登場し聖地化したということもありますが、その魅力は大きく以下4つの要因があるかと思われます。
どこからでも見られる富士山の絶景
一番の魅力はキャンプ場内のほぼどこからでも見ることができる富士山の絶景です。「わざわざキャンプ場に行かなくても御殿場のアウトレットあたりからでも富士山見えるじゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、開放的なキャンプ場でリラックスしながら間近に見える富士山は臨場感が違います。
朝霧高原近辺には他にも富士山が見えるキャンプ場はありますが、ふもとっぱらのように裾野の端から端まで綺麗にどこからでも富士山が見えるキャンプ場は稀です。早朝には場内の池に映る逆さ富士も見ることができます。
また、3月、10月にはタイミング次第で富士山と太陽が重なるダイヤモンド富士を拝むこともできます。
東京ドーム5.3個分の広さを誇るフリーサイト
ふもとっぱらの草原キャンプ場の面積は東京ドーム5.3個分(約25ヘクタール≒7.5万坪)ということが明かされています。(出典元が明記されずに5個分と記載している例がいくつかありますが、正確には5.3個分です)
区画サイトはなく、全面フリーサイトなので、混雑時でない限りはスペースを気にせず広々使うことができます。最大収容数はテント1,500張とも言われていますが、新型コロナウイルスの影響で昨今は宿泊者数を一定に制限しています。
チェックアウトが14時でゆったりできる
全面フリーサイトであるがゆえのメリットでもありますが、ふもとっぱらのチェックアウト時間は14時となっており、一般的に11時をチェックアウト時間と設定している所が多いことを考えると、宿泊最終日はゆったり過ごすことができます。
トイレなどの設備も徐々に整備が進む
少し前までは、「ふもとっぱらのトイレは簡易トイレしかなく清潔ではない」と酷評されていたこともありましたが、設備面もここ数年でとても改善しています。ふもとっぱらの中央部に位置する草原中央トイレは炊事場とトイレを兼ねた大きな建物で、収容力もとても高いです。
富士山よりの仮設トイレも新しいトレーラー型に変わり、きれいになりました。
予約方法
数年前まではふもとっぱらは予約せずともふらっと当日行って宿泊することができましたが、残念ながら昨今のキャンプブームで利用者が増えたことと、新型コロナウイルス感染症予防対策のために現在は完全予約制となっています。ここからは予約の方法についてご紹介します。
予約開始タイミングは毎週水曜10:15から4枠ずつ
2021年10月予約分から1週間ずつ予約枠が開放されるように変更されました。以下が具体的なスケジュールとなります。
予約ページ
こちらのふもとっぱら予約ページからオンラインで予約ができます。(予約システムはSalesforceのものが使われているようです)
大型連休、三連休、土曜から埋まる
他の人気キャンプ場と同じく、予約はお盆・ゴールデンウィーク・年末年始などの大型連休、三連休、土曜の順で埋まっていきます。一般の方のお休み日に予約したい場合は、予約受付開始と共に予約しないと予約できません。逆に平日であれば比較的予約は取りやすいです。
予約日程をクリックしてフォームに入力
予約受付開始時間になると、「☓」だったマークが「◯」に変わります。クリックして予約フォームに個人情報を入れましょう。入力する項目は決まっているので、事前に入力項目を控えておき、さっと入力できるようにしておくと予約合戦に勝ち抜ける確率が上がります。
ちなみにこのSalesforceの予約システムですが、フォームのURLは予約開始前後に関わらず、パラメーターをいじると開くことができます。
https://fumotoppara.secure.force.com/RS_reservation1?kind=site&p1=[YEAR]&p2=[MONTH]&p3=[DAY]
2021年12月30日の予約画面を開きたい場合は
https://fumotoppara.secure.force.com/RS_reservation1?kind=site&p1=2021&p2=12&p3=30
というURLにアクセスすれば事前に予約フォームを埋めることができます。(あまり広まると予約合戦がより熾烈になるのでわかる方だけやってみてください)
残念ながらパラメーター変更による直接アクセスが弾かれる仕様になってしまい、現在はこの方法でアクセスできなくなってしまいました。
初めての方必読!ふもとっぱらの注意点
ここからは特にふもとっぱらに初めて行かれる方への注意事項をご紹介します。ゆるキャン△を見てテンションだけ上げて無防備で行くと後悔することもあるので、ぜひお読みください。
まれに風速10mを超える強風が吹くので風対策は必須
まれにですが、ふもとっぱらでは風速10mを超えるような強風が吹くことがあります。テントやタープは風速10mを超える場合張らないようにすることは望ましいと推奨されているので、10m超えというのはそういうレベルです。
以下は2021年5月21日のふもとっぱらの風の様子です。朝方風速15mの強風が吹いています。
ふもとっぱらは「テントの墓場」とも称されることがあり、このような強風に見舞われてテント自体が飛んでいってしまったり、ポールが折れて倒壊してしまったりということが起きています。上記の5月21日より以前に風速10mを超える強風が吹いたのは4月26日となるため、単純計算で発生確率は4%程度とそこまで高くありませんが、このような日程に遭遇しても大丈夫なように対策はしっかりしておきましょう。
風に強いしっかりしたテントを購入するのが一番ですが、長めの鍛造ペグを持っておくだけでもだいぶ違います。
水はけはよくないので雨天時は避けたほうがよい
ふもとっぱらは全面芝サイト(芝というよりも雑草…)となっており、晴天時は緑に囲まれて気持ち良いですが、雨天時の水はけはあまりよくなく、テント類が汚れてしまいますし、場内の移動も大変です。事前に雨になりそうであれば避けた方がよいでしょう。
夏場はブヨよけ対策を
例年の傾向では5月頃からブヨが出始めます。蚊よりも刺された時のダメージが大きいので、事前にしっかり対策しましょう。
刺されにくくするためにハッカ油を、刺された後に腫れないようポイズンリムーバーを準備しておくことをおすすめします。
ブヨ対策の詳細はこちら。
冬キャンプは慣れてからの方が無難
ふもとっぱらは冬になると空いていて富士山も冠雪してきれいなので非常におすすめなのですが、標高の高さもあり気温は-10℃まで下がることがあります。加えてAC電源がないため、電化製品で暖を取ることができません。他のキャンプ場で冬キャンプ慣れしてから冬に行かれることをおすすめします。
サイト選び(場所取り)はどこがいい?
予約も完了し、しっかり事前準備ができたところで当日フリーサイトのどこにテントを張るか事前に考えておきましょう。東京ドーム5.3個分ともなるとどこにテントを張るかも迷ってしまします。
ふもとっぱらのキャンプサイトの全体像
まずはサイトマップを見て全体像を抑えましょう。ふもとっぱらのキャンプサイトは富士山を底辺に二等辺三角形のような形をしていて、三角形上部の入り口から入り、底辺に向かって進みながら場所取りをしていくイメージになります。
富士山に思いっきり近いエリアでない限りは、どこからでもきちんと富士山を眺められます。場所選びのポイントは、キレイな中央トイレからの距離感と、混雑によるプライベート感の確保をどう優先するかの2点となります。
おすすめのテント張り場所
おすすめは茶枠のB、C、M、N、Fエリアと、青枠のI、J、K、O、Pエリアです。
キレイなトイレを重視したい方
ふもとっぱら内のトイレの中で圧倒的に清潔感があるのは中央に位置する草原中央トイレです。ファミリーキャンプで行かれる方は特にこのエリアがおすすめです。
ただし人気も高いため、草原中央トイレから少し離れたエリア(近すぎると臭いもするため)からどんどん埋まっていきます。
プライベート感を重視したい方
せっかくのふもとっぱらでゴミゴミした人混みに揉まれたくない、プライベート感を重視したい方にはこちらのエリアがおすすめです。草原中央トイレには行きにくいですが、仮設トイレには近いです。
避けるエリアは富士山に近すぎる場所と、堆肥場のまわり
グレーで囲んだエリアは空いていてもテントを張らない方がいい場所です。富士山に近すぎるエリアは樹木により富士山が隠れてしまって見えません。堆肥場の近くは臭いが強烈なので避けましょう。
まとめ
聖地ふもとっぱらは昔に比べてだいぶ行きにくくなってしまいましたが、予約合戦に挑んででも行く価値のある素敵なキャンプ場です。特にまだ一度も訪れたことがない方は、今後行きやすくなるということも考えに行くので、ぜひ早めに行かれることをおすすめします。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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