石川の老舗メーカー桂記章の銅製プレート

銅製プレートキャンプグッズ
本ページはプロモーションが含まれています

昭和23年創業の石川県の老舗メーカー桂記章の新商品「銅製プレート」が有償モニター価格で通常2,000〜8,000円(税別)で販売されるプレートが1,000円(税、送料込)で購入できたので、使用感含めて詳細をレビューします。

Twitterでも情報発信しております。よろしければフォローお願いします。

桂記章株式会社とは

桂記章株式会社は、昭和23年に創業、昭和41年に設立された石川県に本社を置く老舗メーカーです。デザインから粘土彫刻、金属金型、生産まですべてを自社工場で製作しており、キーホルダー、ピンバッチ、社章、タイピン、メダル、旗・トロフィ、缶バッチ、その他金属加工品等、月産約50万個のメダル・バッチを製造販売しているとのこと。今回は銅加工の技術を生かしてアウトドアでも使い勝手のよい銅製プレートを新商品として、有料モニター販売を開始しました。

従業員数55人の会社にも関わらず、自社オンラインショップの開設、Amazonへの出典、Instagramアカウントの運用など、先進的な取り組みを行っています。リテラシーの高い社員さんがいらっしゃるのでしょう。

銅製プレート3品

銅製プレートは3サイズ展開です。メスティンサイズのみ厚さが2.3mmで、B6、B5サイズは3mm厚となっています。

メスティンサイズ

販売価格: 2,000円(税別)

通常サイズのメスティンに合わせたサイズです。

銅製プレート

使用例の写真にあるように、メスティンの底に敷いて使うことを想定されているようです。銅板は熱伝導性が高いので、メスティンのアルミ自体も熱伝導性が高いものの、より火力が安定するということでしょう。

銅製プレート

メスティンに敷くだけでなく、銅板として食材も焼けそうではあります。

銅製プレート

製品仕様詳細
材質:純銅C1100(Cu99.9%)
サイズ:152㎜×83㎜ 厚み2.3㎜
重さ:255g

B6サイズ

販売価格: 5,000円(税別)

128㎜×182㎜のB6サイズです。今回私はこちらを購入しました。大きすぎるとかさばると思いこちらのサイズにしたものの、ステーキは斜めに置いてぎりぎり載るくらいのサイズ感です。さらに大きな肉を焼きたい方は一回り大きいB5サイズをおすすめします。

銅製プレート

製品仕様詳細
材質:純銅C1100(Cu99.9%)
サイズ:128㎜×182㎜ 厚み3㎜
重さ:625g

B5サイズ

販売価格: 8,000円(税別)

180㎜×260㎜のB5サイズです。大きめの肉を焼く方はこちらの方がおすすめです。

銅製プレート
銅製プレート

製品仕様詳細
材質:純銅C1100(Cu99.9%)
サイズ:180㎜×260㎜ 厚み3㎜
重さ:1,245g

シーズニング方法

1. 中性洗剤で洗う

製品到着時は表面に加工時の油分がついているので、中性洗剤で洗います。

銅製プレート

2. 乾かす

洗浄後は乾かします。

銅製プレート

火を入れると色が変わるので、きれいに加工された銅を見られるのはこれが最後になります。

銅製プレート

3. 油を敷いて2分加熱する

プレート全体に油をしき、2分加熱します。その後火を止め冷ました後に油を全体に刷り込みます。

銅製プレート

ステーキ試し焼き

シーズニングが終わったら、実際に肉を焼いてみましょう。今回は牛ステーキ肉にほりにしをかけています。

銅製プレート

同梱されていた説明書に弱火〜中火でと案内があったので、火加減を強めすぎないよう加熱しました。じわじわ油が出てきます。

銅製プレート

片面にある程度火が通った段階で返します。

銅製プレート

断面を見るとわかりやすいですが、バーナー中央部分だけでなく、銅製プレートの端部分まで熱が均一に回っており、ステーキ肉の端も同じ厚みで火が通っています

銅製プレート

表面もよく焼けてます。

銅製プレート

断面です。ミディアムレアに仕上げたかったのですが、焼きすぎました。銅だと鉄の時より早めに焼き上げてよさそうです。

銅製プレート

調理後銅製プレートが十分冷めてから洗剤を使わずスポンジでプレート表面を洗いました。焦げ付いたほりにしや肉の脂はそこまで力を入れずともすっと剥がれます。スキレット等と比べると手入れは驚くほど楽です。

銅製プレート

使用レビュー

銅製プレートの良い点
・分厚い肉でも火元の位置に関係なく均一に火が通る
・その結果おいしく肉が焼ける
・こびりつきにくく手入れは驚くほど簡単

銅製プレートのイマイチな点
・油ハネは必須(小型鉄板全般と同様)
・鉄板よりは高価

今まで鉄板やスキレットは何度も使ったことはありましたが、銅製のプレートというのは今回初めて使いました。高い熱伝導性、手入れのしやすさは非常に魅力的で、鉄板との価格差を十分埋める付加価値はあると感じました。

何より、本来5,000円するものをモニター価格1,000円で使わせていただけているので非常にありがたいです。

気になる点

サイズの価格差

厚みも違いますし、加工の工程や生産数によっても原価が変わるので乱暴な試算になりますが、単純に面積だけで価格を割るとこうなります。

商品サイズ面積価格価格/c㎡
メスティンサイズ152×83㎜126c㎡2,000円16円
B6サイズ128×182㎜233c㎡5,000円21円
B5サイズ180×260㎜468c㎡8,000円17円

サイズ感的に一番欲しい人が多そうなB6サイズが割高になっているため、4,000円くらいの方が消費者は安心して購入できるかもしれません。

銅中毒への懸念

古い銅鍋や水筒を使った際の急性銅中毒に関する報道も過去にありましたが、銅製プレートの安全性はどうでしょうか。一般社団法人日本銅センターは以下のような見解を示しています。

結論から言って有害にはならないと考えます。ゆでた野菜や枝豆を鮮やかな色に仕上げるために銅を使用することはプロの料理人の技の一つです。銅は栄養機能食品として0.5~5mg/日の摂取が認められています(厚生労働省平成15年12月)ので、問題ないと考えます。

一般社団法人日本銅センター

銅の特性を理解して、さらに使用時に以下の点に注意するとより良いでしょう。

  • 酸に弱いので、食材を長時間置いたままにしない
  • 空焚き、空焼きはしない
  • 表面に傷をつけないよう金属製のヘラなどは使わない

まとめ

コーヒードリップ用のケトルなので銅製品のメリットはなんとなく感じていましたが、銅板にすることで焼き調理にも活かせるというのは考えてみれば当たり前ではあるものの、意外でした。むしろ鉄板が近年これだけヒットにしたにも関わらず、銅板へ注目が集まらなかったのが不思議なほどです。次回はこの銅製プレートでパンケーキを焼いてみようと思います。

その他調理器具に関する記事はこちら。

タイトルとURLをコピーしました