ポータブル電源業界がとても盛り上がっており、また新製品の登場です。おしゃれな外観でキャンパーの間で支持を得ているPowerArq(パワーアーク)から、シリーズ最高スペックのPowerArq Proが2021年1月15日から先行予約が開始されます。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: Power Arq
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10月にはANKER(アンカー)が、11月にはAUKEY(オーキー)から、12月はPHILIPS(フィリップス)からポータブル電源の新作が発表されましたが、1月はPowerArq(パワーアーク)の新作登場となります。
以前の比較記事はこちら。
PowerArq Proの特徴
PowerArq Proの特徴を見ていきます。
シリーズ最大容量の46400mAh、1002.4Wh
PowerArq Proのバッテリー容量は46400mAh、1002.4Whで、PowerArqシリーズの中では最大となっています。以下に使用例と使用可能時間が記載されている通り、キャンプにおいては2泊程度なら十分過ぎる容量と言えるでしょう。
AC出力は3口、USBポートは4口、最大出力は2000W
出力口も豊富で様々な機器につなぐことができます。ACは3口(本体右下)、USBポート(本体左下)はType-Aが2口、Type-Cが2口の計4口あります。
AC出力電力は通常1000W(最大2,000W)となっています。出力電力が増したことによるメリットは、消費電力の大きいドライヤー、電子レンジや電気ポット、炊飯器やホットプレートなどの調理家電、洗濯機やアイロン、掃除機、冷蔵庫、ヒーターやこたつなどの生活家電も利用できるようです。
使いやすさにもこだわりあり
初代PowerArq、PowerArq miniで不評だった飛び出したハンドルはPowerArqにはなく、フラットな天面になっています。本体重量は10.425kgと重いため、ハンドルは頑丈に作られているとのこと。
製品仕様詳細
販売価格が発表されました。(税込132,000円)
販売価格: 132,000円
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競合商品との比較
商品名 | Power Arq Pro | PHILIPS DLP-8092C | Jackery ポータブル電源 1000 |
メーカー | 加島商事 | PHILIPS | Jackery Japan |
価格 (税込) | 132,000円 | 89,880〜99,880円 | 139,800円 |
本体容量 | 46,400mAh 1002.4Wh | 324,000mAh 1166Wh | 46,400mAh 1002Wh |
AC出力 | 3口 | 3口 | 3口 |
AC出力電力 | 通常1000W (最大2,000W) | 通常1000W (最大2,000W) | 通常1000W (最大2,000W) |
USB出力 | Type-A: 2口 Type-C: 2口 | Type-A: 4口 Type-C: 2口 | Type-A: 2口 Type-C: 2口 |
ワイヤレス充電 | 非対応 | 非対応 | 非対応 |
サイズ | 33.3 × 23.5 × 27.3cm | 335 × 231 × 206mm | 332x233x243mm |
重量 | 10.425kg | 11kg | 10.6kg |
メーカー保証 | 2年 | 2年 | 2年 |
カラー | コヨーテタン オリーブドラブ (21年春にレッド追加予定) | ブラック | ブラック |
比較した上でのPower Arq Proの良い点、イマイチな点
販売価格が発表されました。(税込132,000円)
Power Arq Proの良い点
・Jackeryと同等スペックのPowerArq製品が購入できる
Power Arq Proのイマイチな点
・価格は未発表だが、スペック上はJackeryと同等、PHILIPSには劣るため9万円前後でないとお買い得感なし→132,000円となり、Jacklyより若干安いです。
・PowerArqの他シリーズほどデザインは洗練されていない
・非接触充電は非対応
1000Wh以上の大容量ポータブル電源が欲しい方は、スペックだけで見るとPHILIPS DLP-8092Cが一番良いです。
一方でPowerArq Proのスペック表を見るとJackeryを強く意識していることがわかります。本体容量が1002.4Wh vs. 1002Wh、重量は10.425kg vs. 10.6kg、と僅差にも関わらず細かい小数点以下の数字を記載しています。その他スペックはほとんど同じです。
まとめ
私もPowerArqユーザーですが、今回のPowerArq ProはPowerArqらしさが失われてしまったように見えます。ゴツゴツした外観はPowerArqの他シリーズのように洗練されていないですし、非接触充電に対応する等のユーザーニーズを汲み取った独自性もないです。いわゆるユーザーを見ずに競合を見て作った製品に見えてしまいました。
その他キャンプグッズに関する記事はこちら。