キャンプ場予約のDXは進むか?「楽天トラベルキャンプ」サービス開始

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かねてから参入が噂されていた楽天トラベルが運営するオンラインキャンプ場予約サービス「楽天トラベルキャンプ」が2022年5月17日から開始されました。同日時点での掲載施設数は約100施設です。楽天の参入によりキャンプ場はより予約しやすくなるでしょうか。詳細をレビューします。

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楽天トラベルがキャンプ場予約サービスに参入

2022年5月17日より、楽天トラベルが運営するオンラインキャンプ場予約サービス「楽天トラベルキャンプ」がサービス開始しました。

楽天トラベルキャンプ
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サービス開始時点での掲載施設数は約100

サービス開始時点での掲載キャンプ場施設数は約100と説明されており、エリア別に見ると関東は東京以外、中部・東海は山梨と静岡のみ、中国は山口のみ、四国は高知のみという状況で、北海道、関西、九州・沖縄にいたっては掲載施設は0です。

キャンプ場予約サービスとして100施設というのは何とも心もとない数ですが、サービス開始前に各施設へクローズドに営業していたということだと思われるため、今回のサービス開始後に一気に本格営業をかけ掲載施設を増やしていくのだと思われます。

楽天トラベルキャンプ
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予約で1%楽天ポイントがたまる

楽天トラベル同様、楽天トラベルキャンプでも利用額の1%分の楽天ポイントがたまる仕組みになっています。楽天のポイントは汎用性が高く、同一サービスでしかつかえないポイントを付与されるよりもよっぽど魅力的と言えるでしょう。

楽天トラベルキャンプ
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施設紹介ページは見やすい

施設紹介ページは非常にみやすいつくりになっていると感じました。キャンプ場の雰囲気をまったりかワイワイかで判別できるゲージがあったり、利用者層の割合を示した欄もあるため、キャンプ場に行ってみてがっかりということが起きにくくなっています。

今後利用者や掲載施設が増えてきた後、楽天トラベル同様に口コミの投稿欄なども出てくるでしょう。

楽天トラベルキャンプ
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楽天トラベルキャンプ開始により期待されること

これまでキャンプ場オンライン予約サービスというと、ほぼなっぷが一強状態でしたが、楽天の参入によりサービスを利用するユーザーにとってどんなメリットが起こりうるでしょうか。

より多くのキャンプ場がオンライン予約できるように

一番期待したいのが、オンライン予約できるキャンプ場の総数が増えることです。キャンプ場運営者の全体的な年齢層が高くITリテラシーの平均値が低いという背景からキャンプ場の予約はまだまだ電話が主流というのが現状です。

手数料を払い、使い慣れていないオンラインシステムを使ってまでオンライン予約に対応したくないという施設をどんどん開拓してくれることを期待します。

人気キャンプ場の掲載

いわゆるキャンプ場ランキングの上位になるような人気キャンプ場は、自前で予約システムを構築しているところが多いです。

キャンプ場予約サービスのような、施設側と利用者側をマッチングさせるサービスにおいては、「魅力的な施設を先に集めないとユーザーが集まらない」という状態に陥るため、後発で参入する楽天には大手の営業力で人気キャンプ場の掲載を取ってくることを期待します。

予約開始日のサーバーダウン回避

毎月1日の0時になっぷで人気キャンプ場を予約しようとしてサーバーがダウンしてしまい、夜中まで待機して予約できなかったという経験をされた方も多いのではないでしょうか。

楽天トラベルキャンプの予約開始のタイミングがどうなっているか確認できていませんが、サーバーダウンなどは起きず安定した運営がされるのではないかと期待しています。

じゃらん、なっぷはどう対抗する?

楽天の参入により、OTAの分野で競合するじゃらん、先行して独占的な地位を築いていたなっぷは今後どう対抗するでしょうか。

じゃらんは静観か?

じゃらんが即座に楽天に対抗してキャンプ場予約サービスを開始するかというと、その可能性は低いと考えます。

ホテルや旅館に比べ客単価が低く、営業コストもかかるためしばらく静観して脅威になりそうであれば動くという流れになるのではないでしょうか。現状もじゃらんのサイト内で一部のキャンプ場予約は可能ですが、まったく注力している感じはありません。

厳しい局面を迎えるなっぷ

楽天の参入により一番影響を受けるのはなっぷでしょう。一強のポジションを取れているうちに圧倒的な市場シェアを獲得したり、人気キャンプ場の掲載獲得ができていれば後発参入を抑制できたと思いますが、現実はそうなっていません。

掲載施設数は4,000超と記載があるものの、ただ掲載しているだけで予約ができないキャンプ場も多く、実態として予約できるキャンプ場がいくつあるのかわかりにくい表記になっています。

楽天が本気でキャンプ場予約サービスの市場を取りに来た場合、なっぷとしては楽天が提供できないような付加価値サービスを提供するか、施設側に課金する手数料率を下げるなどの対抗策が必要でしょう。

まとめ

新型コロナウイルス感染症の影響があるものの、アウトドア業界の盛り上がりを受けて大手の楽天がキャンプ場予約サービスに参入したことは、キャンプ場を予約する側のユーザーにとっては歓迎すべきことでしょう。気になる方はぜひチェックしてみてください。

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