評判が気になる話題の焚き火台「マクライト」は買いか?

TOKYO CRAFTSマクライト キャンプグッズ
本ページはプロモーションが含まれています

株式会社タナクロが展開するブランドTOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)の焚き火台「マクライト」の実際の使い心地や評判、メリット、デメリット、サイズ感、ピコグリルとの比較などを踏まえ、詳細をレビューします。

Sponsored by TOKYO CRAFTS

Twitterでも情報発信しております。よろしければフォローお願いします。

※2022年2月時点でマクライトは5月以降発送分の予約注文の受付をしていますが、今回TOKYO CRAFTS様よりマクライトの商品提供をいただきレビュー記事を執筆しています。

これまでマクライトは予約販売という販売形式でしたが、2022年6月24日19時より一般販売に切り替わりました。これにより購入から発送までの期間が短くなり、数日でマクライトを手に入れられるようになります。

マクライトとは?

マクライトとは、タナちゃんねるでお馴染みの田中淳也さんが代表を務める株式会社タナクロのアウトドアブランドTOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)が提供する焚き火台です。

※英字表記は複数形ですが、カタカナ表記では単数形とするブランド名だそうです。

TOKYO CRAFTSマクライト
出典: TOKYO CRAFTS

マクライトに対する市場の反響は大きく、初回ロット、2ndロットが完売しており、2022年2月現在は5月以降発送分の予約注文の受付をしていますWeb広告やYouTubeなどで見聞きした方も多いのではないでしょうか。

【2022年6月23日追記】2022年6月24日より一般販売が開始され、購入後すぐに商品を手に入れられるようになりました。

今回商品提供の機会をいただいたため、実際にマクライトを使用した感想を交えてご紹介します。

マクライトのメリット・デメリット

前提として、筆者はファミリーキャンプ、ソロキャンプで焚き火台はこれまでピコグリル760、ユニフレーム ファイアグリル、ソロストーブ レンジャーを使ってきました。基本的にはオートキャンプで重さは気にしませんが片付けは面倒なタイプです。

以下が総評と感じたメリット、デメリットです。

マクライトの総評

コンパクトさ、調理のしやすさ、ソロ〜複数人まで焚き火を楽しめる汎用性など、総合点の高いオールラウンド型の焚き火台。1台目の焚き火台としてもおすすめできる。

ただし、より軽量な焚き火台、より幅広い調理に対応する焚き火台、より燃焼効率を追求した焚き火台など、各点において優る焚き火台は他にもあるので、特化型の焚き火台をお求めの方は物足りなさを感じそう。

マクライトのメリット(いいところ)

・コンパクトに持ち運べる
・組み立ても片付けも楽
・焚き火調理がしやすい

マクライトのデメリット(いまいちなところ)

・経年劣化による火床や風防パネルの歪みが心配
・重いダッチオーブンなどはゴトクに載せられない

マクライトの詳細レビュー

ここからは、実際にマクライトを使って焚き火や焚き火調理を行った様子をご紹介します。

収納サイズはコンパクト、組み立ても簡単

新興ブランドのものづくりへのこだわりは、OOBE(Out-Of-Box Experience: 製品を箱から出して使えるようにするまでの一連の体験)に現れます。雑に梱包されていたり、取り出しにくい構造になっていたりするととても残念ですが、 マクライトに関してはシンプルで必要最低限のパッケージングでした。

TOKYO CRAFTSマクライト

箱を開けるとTOKYO CRAFTSのブランドロゴが描かれた収納ケースがファーストビューで目に入るようになっています。

TOKYO CRAFTSマクライト

外箱のダンボールの厚さの割に本体はとても薄くて驚きました。体とゴトクを収納ケースに入れると厚みはわずか2.5cmに収まります

TOKYO CRAFTSマクライト

組み立ても非常に簡単でした。説明書をまったく見なくとも、完成形の写真を見ていれば誰でも組み立てられると思います。

TOKYO CRAFTSマクライト

素材はステンレス(SUS304)です。側面の風防パネルが非常に薄く、組み立て中に指を切ってしまわないか心配でしたが、バリ等は一切なくきちんと仕上げ処理されておりました

TOKYO CRAFTSマクライト

ピコグリル760とのサイズ感の比較です。マクライトの方が一回り小さいです。サイズ感以外の違いでは、マクライトのフレームやゴトクはピコグリルより細く軽く、ステンレス板は薄いです。ピコグリル760とマクライトの価格差は倍以上あるので、同等比較はできませんが最低限の構造安定性と価格のバランスを取った結果なのかもしれません。

TOKYO CRAFTSマクライト

焚き火は安定して無難に楽しめる

フレームの細さや風防パネルの薄さに不安を覚えましたが、いざ焚き火をしてみると杞憂だということがすぐにわかります。薪をくべる上でマクライトがぐらつくようなことはありませんでした。火床の耐荷重は15kgなので、火床に載る範囲で焚き火を楽しむのであれば心配する必要はないでしょう。

TOKYO CRAFTSマクライト

広葉樹の薪で、撮影日は小雨がちらつく中でしたが、すぐに火がまわりました。風防パネルと火床のスリットから空気が回りやすくなっています。

TOKYO CRAFTSマクライト

地面から火床までの高さは8〜9cm程度とかなり近くなります。芝生の上で使う場合は焚き火シートなどで対策が必要です。

TOKYO CRAFTSマクライト

焚き火調理も工夫が施されている

調理のしやすさもマクライトの大きな特徴です。本体スタンドに浅い切れ込みが入っており、ゴトクがずれないようになっています。浅すぎて大丈夫か心配になりましたが、ゴトクの上で調理中にこのゴトクが切れ込みからずれることはありませんでした

TOKYO CRAFTSマクライト

スキレットでアヒージョをつくります。薪を半束ほど燃やしていますが、この高さでも十分な火力がありました。

TOKYO CRAFTSマクライト

もっと強火で調理したい場合、このように風防パネルにゴトクを置いて調理することも可能です。

TOKYO CRAFTSマクライト

逆にこれだと強火過ぎるので、この高さで使う場合は熾火になってからの方がよいでしょう。

TOKYO CRAFTSマクライト

続いて、ステーキ肉を焼く為にタークのフライパンをゴトクに置きます。タークの28cmモデルは重量1.5kgですが、マクライトのゴトクの耐荷重は7kgあるので安定感は問題ありませんでした。ただしダッチオーブンなど、7kgを超える恐れのある調理器具は利用をおすすめしません。

TOKYO CRAFTSマクライト

厚みのあるステーキ肉を高火力で焼けるのが焚き火調理の魅力です。

TOKYO CRAFTSマクライト

撮影しながらの火加減調整は難しく焼きすぎてしまいましたが、調理にあたって不都合は特になく、焚き火調理がしやすい焚き火台だと感じました。

TOKYO CRAFTSマクライト

灰捨てもしやすく手軽

調理後に残りの薪も燃やしつくしましたが、燃え残りはほとんどなくきれいに燃焼します。

TOKYO CRAFTSマクライト

最後に灰を捨てる片付けですが、構造がシンプルなので手軽に片付けられます。

TOKYO CRAFTSマクライト

火床を傾けると残灰がまとまるので、このまま灰捨場に捨てられますし、風防パネルを外せばより簡単に捨てられます。調理中に油がはねた部分は灰がこびりついてしまいますが、これはマクライトに限らずどんな焚き火台でも起きてしまう宿命でしょう。

TOKYO CRAFTSマクライト

使用後の変形ですが、今回は特段目立った変形はありませんでした。雨天になってしまったため一束分しか焚き火ができなかったものの、ひどい焼付きなども発生していません。

TOKYO CRAFTSマクライト

一方でやはり心配なのは風防パネルの薄さです。軽く力を入れるだけで曲がり癖がついてしまうので、取り扱いに気をつけないと組み立てられなくなるほど歪んでしまわないか心配になりました。また、火床とスタンドが一体になっている構造上、火床が経年劣化で交換が必要になった際、交換パーツが割高になってしまう可能性もあります。

TOKYO CRAFTSマクライト

販売価格: 9,980円(税込)
※公式サイト販売価格

公式サイトでの販売価格は9,980円(税込)と他チャネルよりも安くおすすめです。

製品仕様詳細

材質本体、ゴトク:ステンレス(SUS304)
収納ケース:ポリエステル
サイズ(cm)組み立てサイズ(ゴトク除く):W36×D40×H32cm
収納サイズ(収納ケース除く):W21×D40×H2.5cm
重量本体:794g / ゴトク:135g
耐荷重ゴトク(スタンド設置):7kg
ゴトク(側面パネル設置):7kg
火床:15kg
生産国中国
セット内容本体、ゴトク、収納ケース

TOKYO CRAFTS松永様インタビュー

ここまでマクライトを使った上での使用感をご紹介しましたが、TOKYO CRAFTSの広報PR担当松永涼汰様へのインタビューの機会をいただいたので、気になった点をお伺いしました。

ーーマクライトはTOKYO CRAFTSとしては2製品目の焚き火台となりますが、1製品目のKUBERUの販売実績を踏まえ、どんな点を工夫して商品化まで漕ぎ着けたのでしょうか。

TOKYO CRAFTS 松永様: KUBERUはTOKYO CRAFTS初のプロダクトとして、斬新な見た目から大きな注目を集めました。ずっしり重厚感のある焚き火台でしたので、お客様から軽量なタイプを望む声が大変多かったのです。マクライトはKUBERUとは異なる路線で、グループでもソロでも使えるサイズ感や使い勝手を目指しました。組み立てのギミックや、重みが加わるごとに安定していく構造など、KUBERUに負けず劣らずユニークな製品となっています。

ーー火床のステンレス板は使い続けていくと変形していくものだと思いますが、今後マクライトを長く使っていきたいと思っているユーザーのために火床のみオプション販売する予定はありますか?

松永様: はい。現時点ではなんとも言えませんが、お客様からのご要望がございましたら当然検討してまいります。弊社の製品を末永くご愛用いただくためにアフターサービスは今後充実させていきたいと考えております。

ーーマクライトのゴトクと収納ケースを合わせた総重量は1kg強あるかと思いますが、重量について、何g以内に抑える等、こだわられた点はございますか。

松永様: 火床の大きさと重量のバランスに注目いただきたいですね。不自由なく薪が組める絶妙なサイズ感でありながら、できるだけ軽く、薄いという点にこだわりがあります。ここはぜひお手にとってお確かめいただきたいポイントです。

まとめ

評判のマクライトですが、TOKYO CRAFTSとして第一作目の焚き火台KUBERUに比べると価格面でも機能面でも幅広い方に使いやすい焚き火台となっています。気軽に焚き火も調理も楽しみつつ、持ち運ぶ際はコンパクトに、組み立てや片付けは簡単に済ませたい方には特におすすめです。気になる方はぜひチェックしてみてください。

その他焚き火台に関する記事はこちら。

取材協力

タイトルとURLをコピーしました