IMCO(イムコ)からアルコールストーブに装着することで炊飯に最適な火力調整ができる「自動炊飯シリンダー」が登場しました。今回はイムコのチタン製アルコールストーブ、ウインドスクリーンと併用して自動炊飯にチャレンジします。詳細をレビューします。
アイキャッチ画像出典: IMCO
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自動炊飯シリンダーの特徴
自動炊飯シリンダーの主な特徴を見ていきます。
アルコールストーブに入れて使うシリンダー
自動炊飯シリンダーは、アルコールストーブの中に入れて使うシリンダーです。宣材写真では大きく見えるものの、実際のサイズは約Φ36xH40と非常にコンパクトです。
底面にはスリットが入っておりアルコールが流れるようになっています。
炊飯に適切な火力調整を自動で実現
シリンダーの中にはカーボンフェルトが充填されており、これにアルコールを染み込ませることで燃焼スピードを遅らせ、一気に強火で燃焼させるのではなく、一定時間弱火の炊飯を実現しています。
細かな火加減の調整ができず、難しかったアルコールストーブでの炊飯が可能となり、完全に自動で炊飯できるというのがこのシリンダーの特徴です。
各社のアルコールストーブに対応
イムコからもチタン製のアルコールストーブが販売されていますが、自動炊飯シリンダー自体は専用品ではなく、各社のアルコールストーブでも同様に使えます。
販売価格(シリンダー単体): 1,700円(税込)
販売価格(アルコールストーブセット): 5,800円(税込)
販売価格(ウインドスクリーン): 2,500円(税込)
製品仕様詳細
【自動炊飯シリンダー】
サイズ:約Φ36xH40 重量:22g 材質:アルミニウム・芯材カーボンフェルト
【アルコールストーブ】
サイズ: 7L x 7W x 4.6H cm 材質: チタン
【ウインドスクリーン】
材質: ステンレス
実際に自動炊飯にチャレンジ
それでは実際に自動炊飯シリンダーを使って本当に自動で炊飯できるのか試してみましょう。今回はイムコのチタン製アルコールストーブ、ウインドスクリーンと自動炊飯シリンダーを使っています。
1. シリンダーにアルコールを染み込ませる
アルコールストーブにアルコールを注ぎ、シリンダーをセットしてカーボンフェルトにアルコールを染み込ませます。イムコからは以下のように炊飯量に応じて必要なアルコールの量が示されています。
炊飯量 | アルコール |
---|---|
0.5合 | 15〜20ml |
1.0合 | 20〜25ml |
1.5合 | 25〜30ml |
2.0合 | 30ml以上 |
アルコール入れた後、染み込ませるために30秒放置します。
今回は1合の炊飯を行うため、アルコールは25ml入れています。
2. 点火
通常のアルコールストーブと同様の要領で点火します。アルコールストーブがあたたまるまでは比較的弱い炎が続きます。
3. 見守る(強火)
点火後10分ほどでアルコールストーブがあたたまり、シリンダーに染み込まなかったアルコールが燃焼するため強火になります。
点火から約7分ほどで最大火力に達します。
程なくして沸騰し、メスティンの蓋が持ち上がってきます。そしてタイミングを測ったかのように火力が落ち始めます。
4. 見守る(弱火)
シリンダーに染み込まなかったアルコールが燃焼し尽くした後、シリンダーに染み込んだ方のアルコールが燃焼し始めるため、炎は弱火になります。
徐々に炎が小さく弱くなっていきます。
点火から20分ほどで炎がどんどん小さくなります。
5. 蒸らす
終盤の炎はだいぶ小さくなり、最後は自然に火が消えます。
好みにもよりますが、火が消えた後10分間さらに放置して蒸らします。
6. 完成
炊きあがりを見てみましょう。点火以降何もしていませんが、絶妙な火加減でしっかり炊飯できています。
底面の焦げつきはほとんどなく写真の程度しか焦げませんでした。お焦げを楽しみたい方はもう少しアルコールの量を増やしてもよいかもしれません。
まとめ
Amazonで長期間売上ランキング上位に位置している自動炊飯シリンダーですが、実際に使ってみてその便利さを痛感しました。アルコールストーブをお持ちの方はもちろん、持っていない方もこれを機に自動炊飯を試してみるのもおすすめです。気になる方はぜひチェックしてみてください。
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