2020年10月下旬、千葉県にあるオレンジ村オートキャンプ場に行きました。オンライン場にはあまりレビュー記事が多くなく、事前の情報収集に苦労したため、キャンプ場の様子、施設の概要などの詳細をレビューします。
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レビュー概要
総合評価
★★☆☆☆ 2点/5点満点
みかん狩りなどのフルーツ狩りができて立地もよく温暖、アットホームな雰囲気はすごく良いのですが、宿泊した区画はサイトが狭く窮屈で開放感がないのが辛かったです。事前にこの点を理解していれば、快適度はもっと上がるので、過ごしやすくなるとは思います。
良かった点、気になる点
基本情報
キャンプ場名称 | オレンジ村オートキャンプ場 |
住所 | 〒295-0001 千葉県南房総市千倉町久保1494 |
電話 | 0470-44-0780 |
Webページ | https://orangemura.com/ |
メール | 記載なし |
標高 | 60m |
チェックイン | 9時〜 (繁忙期は、12時~) |
チェックアウト | 〜14時 (繁忙期は、〜11時) |
アクセス
千葉県の南端、南房総市にあるオレンジ村オートキャンプ場は、東京駅からだと109km、渋滞がなければ1時間40分程の距離です。南関東圏からはとてもアクセスの良いロケーションです。
レビュー詳細
みかん狩りなどフルーツ狩りが楽しめる
他のキャンプ場にはないオレンジ村オートキャンプ場の魅力です。(サイトによっては、みかんの木に囲まれたサイトもありました。)
受付でみかん狩りをしたい旨伝えると、ビニール袋と剪定バサミをもらえます。あとは歩いて2分くらいのキャンプ場内にあるみかん畑に入って、好きなみかんを採る形式です。時間制限は特になく、みかん狩り中はみかん食べ放題、ビニール袋に入れて持ち帰る分は従量でお金がかかります。
みかん狩りの詳細はこちら。
ご利用期間 | 10月1日〜4月30日 |
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ご利用時間 | 9時~17時 |
料金 | 大人500円(中学生から)、小人300円(3歳から) |
その他 | 予約不要です。(バスは要予約)駐車場は無料でご利用いただけます。 雨天時はハウスでのミカン狩りが楽しめます。 (ハウス栽培は10月1日~2月20日、温州みかん ) お持ち帰り、直売、宅配も承ります。 レモンティ(採れたてレモン使用)を無料サービスします。 コスモス・野水仙、摘み取り無料サービスです。 (天候等の影響で早めに終了している場合があります。) |
みかんのシーズン外でも様々なフルーツ狩りを楽しめるようです。詳細は電話で相談してみましょう。
期間 | 作物 |
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10月 | 温州みかん、レモン、さつまいも、栗 |
11月 | 温州みかん、レモン、さつまいも |
12月 | 温州みかん、レモン、しいたけ |
1月 | 温州みかん、レモン、キンカン、菜の花、しいたけ |
2月 | レモン、甘夏、はっさく、清見オレンジ、ポンカン類、文旦菜の花 |
3月 | レモン、甘夏、はっさく、清見オレンジ、文旦 |
4月 | レモン、甘夏、清見オレンジ、文旦、山菜、たけのこ |
5月 | 山菜 |
6月 | ブルーベリー |
7月 | ブルーベリー、ししとう、なす、ピーマン、トマト |
8月 | ブルーベリー、ししとう、なす、ピーマン、トマト、落花生、さつまいも |
9月 | 落花生、さつまいも |
サイト数は全部で100弱あるものの、狭い
第1キャンプ場、手前側のサイトの区画サイズは推計7m x 3mくらいです。車とサーカスTC DX1張りでほぼスペースがなくなりました。1区画ではテント1張り+車1台が限界です。タープも張れている方はほぼいませんでした。
各サイトには番号がふられており見つけにくいですが、札も立っています。区画間には白線が引かれています。
この後、サイト選び編でも詳細をご説明しますが、
- 第1キャンプ場奥、第2キャンプ場には広い区画サイトもあるので、電話予約時に指定できるか相談する
- あらかじめ予約時に2区画分予約する
- 第1キャンプ場でも、区画の近くに空きスペースがあればそこに車を駐めてよいか現地で相談する
という対策が取り得ます。
年季の入った設備だがメンテナンスはしっかりされている
トイレ、炊事場、シャワー、お風呂はどれも年季の入った古い設備ですが、メンテナンスはしっかりされていました。
温水シャワーです。無料で使えます。水圧は弱めです。側面の木に若干カビがあるものの、きれいに清掃されていました。
トイレは洋式(元は和式の構造?)で、ウォシュレット、便座ヒーター付きです。きれいに清掃されており、においもありませんでした。
炊事場はお湯は出ませんが、照明付きです。
ゴミはゴミ捨て場に無料で捨てられます。
有料ですが、檜風呂はおすすめです。管理棟で空き時間を確認し、30分ごとに貸し切れる仕組みになっています。最終の枠は 20:30-21:00でした。
薪が無料で使い放題、ただし要ノコギリ持参
薪(廃材)が無料で使い放題です。ただし写真のように、キャンプの焚き火用に整形された状態になっていないため、自分で切断する必要があります。今回このためにノコギリを購入しました。
薄い角材が多いので、ナタの方がサクサク切れたかもしれないですが、ノコギリでもそれほど苦労なく切れます。薪の残りを気にせず思いっきり焚き火ができるというのはとてもメリットですね。
場内の道は狭く急勾配
運転スキルに自信のない方は注意が必要です。キャンプ場内の道はどこも狭く、急勾配で特にチェックイン時は車が行き交うので、急勾配の坂道をバックしたりと、結構ヒヤヒヤします。
キャンプ場の管理棟に入る手前の駐車場です。管理等奥の駐車場は車1台が通れる横幅しかないため、こちらの手前の駐車場に駐めてしまうのもありです。
右手の管理棟がキャンプ場の受付です。その奥に駐車場がありますが、キャンプ宿泊せず、みかん狩りだけの方も駐めるので、出入りで車1台しか通れない横幅の道が混雑します。
受付後に第1、第2キャンプ場に行く道は左手にある上り坂になります。ここもすれ違い不可の狭い道です。
アットホームな雰囲気
道が狭く車移動が大変、サイトの場所がわかりづらく、間違えるとUターンが大変ということもあり、混み合う時間帯はスタッフの方が原付きで誘導してくれます。
売店は品物が陳列されている訳ではありませんが、スタッフの方に聞くと色々売ってくれます。今回は着火剤を忘れてしまったので文化たきつけを購入しました。チャッカマンも無料で貸してくれました。
また、夜には差し入れサービスがあるようで、今回はアジの開きをいただきました。(時期によりサバだったりみかんだったり色々パターンがあるようです)
温暖な気候
みかんが栽培できるというだけあって、南房総という立地、山の斜面を活用した形状のキャンプ場であるため日があたりやすく日中はとても暖かく過ごせました。
管理棟から1段上がった斜面にブランコがあります。天空のブランコ感を味わえます。
結論
オーナーの野宮勉さんが昭和30年代に自宅の裏山を切り開くところから始まり、1本1本植樹をかさねて現在の姿になったという野宮農園。キャンプ場はさらに後から始めた事業ということで、最初からキャンプ場として整備された訳ではないので、高規格なキャンプ場の期待値で行かれるとギャップを感じてしまうかもしれません。道幅の狭さや勾配は整備工事をするのは現実的ではないでしょうし、車の誘導など人の力でなんとか不便さを解消しようという心意気を感じたので1泊の滞在中は快適に過ごせました。
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